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あなたの燃える手で

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御令嬢妄想奇譚

【5】
お話を進める前に、今日はあたしの住んでいるこのお屋敷について、チョット
だけ書いておこうと思います。

前にも書きましたが、この屋敷は生まれつき病弱なあたしのために、両親が
購入したもので、場所は誰もが知る別荘地の近くです。
遠くにはまだ雪を被った山々がこの街を取り囲み、近くに目を移せば、三角州
のように開けた街が広がっています。場所によっては、森のように巨木が立ち
並んだ所もあります。
ちなみに街には都心に出る電車も走り、駅周辺は常に人で賑わっています。
そんな街外れの坂道を上り、細い脇道を入った所にこの屋敷は建っています。

ここは滅多に車が通ることもない、静かな場所です。
500坪の土地に、煉瓦タイルの外壁。1階より少し小さい2階。屋根から飛び
出した四角い煙突。白樺に囲まれるようにひっそりと建っているこの屋敷は、
夏には葉陰に隠れ、道からはほどんど見えなくなってしまいます。

それでは、玄関から入ってみましょう。
ドアを開けると、まず中央に廊下が延びています。
南に当たる右側には20畳の居間、その奥にはやはり20畳の食堂があります。
左側には使っていない父の書斎、キッチン、トイレ、バスルーム、そして物置
があります。廊下の途中には階段があります。
踊り場のある階段を2階へと上がってみましょう。
南側の居間と食堂の真上に、あたしの部屋と佐智枝さんの部屋。そして和室の
3部屋があります。
北側の父の書斎とキッチンの真上には、両親の寝室と子供部屋があります。
あたしの部屋と佐智枝さんの部屋からはバルコニーに出られます。
バルコニーからは芝生の庭と、数台の車がおけるガレージが見えます。
以上がこの土地と屋敷の概略です。

それではお話に戻りましょう。

あたしは半分程残っているコーヒーカップを机に置きました。
「あぁ、佐智枝さんに浣腸してもらえたら……」
頭の中で、イケナイ妄想が膨らみ始めます。
時計を見ると、梓先生の授業までまで30分以上あります。あたしはドアに鍵
を掛け、ベッドに横になりました。
そしてシャツの上から、ソッと乳首を摘んだのです。それは一瞬で "キュッ"
と硬くなり、巨乳の部類に入る乳房に快感の波紋が拡がります。
「あぁぁぁ~」
長いため息と共に、なんとも言えない感覚が生まれてきます。小さな波紋はや
がて全身に伝わり、右手が股間に移動していきました。
あたしはこんな体ですから、19歳になった今でもバージンです。
それを恥じるつもりはありませんが、指を挿入することもなく、軽く指先で敏
感なアソコを擦る程度の、そんな形ばかりのオナニーしか知らないあたしに
とって、女の悦びを知りたいという思いは強くあります。

前に1度だけ、あたしはお尻に指を伸ばしたことがあります。
そのときは指先をチョット入れただけですが、あれを快感というのか、なんと
も言えない微妙な感覚がありました。
どうやらあたしの中には、確実にアブノーマルな部分があるらしいのです。

その時の記憶と、さっきのバスルームの光景がリンクしたのかもしれません。
あたしは自分の立場を利用して、今夜佐智枝さんに浣腸してもらうコトに決め
たのです。あたしがして欲しいと言えば、彼女はそれに逆らうことは出来ない
のですから。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土