2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

クレオパトラの指先


「それじゃ続きを始めますわ、よろしくて? マリアちゃん」
「えっ? 続き?」
「バスルームの続きのコトですわ。コチラの部屋でって、申し上げましたよ」
「えっ、あっ、チョッ、チョット待っ……」
しかし有無を言わせず、20本の指はマリアの両肩からそれを始めた。
「あぁ、あぁぁん、こ、こんな、触り方……あぁぁ~ん」

それは羽根。いや更に軽い羽毛か。
限りなく軽く、限りなく優しい。それでいて粘り着くような、確実に触られていることを感じる。そんな指使いだ。
背骨から10本ずつ左右に分かれた指先は、サワサワと肩から肩甲骨へ、そして腰へとゆっくり流れていく。
痒みにも似たその感覚に、マリアは息を止めて枕を ”ギュッ” と抱えた。
「はっ、はぁはぁ……、んん、んっ、んっ んぁぁ……」
サワサワと這い回る指が、敏感なマリアの皮膚を更に研ぎ澄ましていく。
「うふふっ、大丈夫ですかぁ? マリアちゃん」
背中から脇腹まで回り込んでくる指に、マリアは堪らず体を硬くした。
「あらあら、もうそんなに……」
「もっとリラックスした方がイイですよ」
「さっ、今度は下半身ですわ」
2人の指は下半身に移動すると、マリアのお尻に波紋のような輪を描き始めた。それは最初の輪の余韻を残したまま次々と連続していく。
マリアは堪らずお尻を ”キュッ” っと窄めた。
「あぁぁ~ん、あぁっ、あぁっ、くっ、くくっぅ……」
2人はニヤニヤと微笑みながら、更に波紋を重ねていく。
「とっても綺麗、マリアちゃんのお尻……」
「ホント、スベスベですわぁ」
指先はお尻から太腿の裏へと流れ、膝の裏で再び波紋を描いた。
「あっ、あはぁぁ~」
「んん? くすぐったい?」
そしてふくらはぎから足の裏をまでを触るとソコで折り返し、来た道を戻るようにお尻へと上っていった。
「あぁ、あぁぁん……」
「どんな感じかしらぁ? マリアちゃん」
「さっ、もう少し脚を広げてくださる?」
2人は同時に太腿を持つと、それぞれを自分の方へと引きつけた。
「あぁぁ……」
それはマリアの意思に関係なく力強く引かれ、足首が施術台から飛び出した。
すると20本の指が内腿へと滑り込み、そのままゆっくり這い上がると、今度はビキニラインに沿ってサワサワと触れてきた。
マリアのお尻がまた ”キュッ” っと窄まる。
「あっ、あぁぁ~ん、そんなっ、あぁっ、あぁっ、あぁぁ~ん」
20本の指が、アナルの両脇から花びらの付け根伝いに集中し始めた。しかし肝心なその中心部分だけは残しながら、可能な限り前へと潜り込んでくる。
「あぁぁ~、そ、そんなぁぁ~、あっ、あぁ、あぁぁん」
俯せのマリアの腰が、まるで指の動きを助けるように浮き上がる。
「まぁ、マリアちゃんったら、腰が浮いちゃって……」
「堪らないのねぇ、こういうのが。こうしたら、もっと堪らなくてよぉ~」
さゆりの指先が釣り針のように曲がり、優しく爪を立てた。
青山もスグにそれに同調し、20本の爪がカリカリと引っ掻きだした。
指先の肉から硬い爪に変わった刺激は、更に鋭い感覚をマリアに刻み込んでいく。しかもココまで流れてきた爪は、淀んだように何処へも移動しない。
「あっ、あぁぁん。そ、そんな、あ、あたし、あたし、感じちゃいますぅ~」
「んん~、ほぉ~らっ、こっちの方が気持ちよくて?」
マリアの股間で蠢く20本の爪は、そのデリケートな部分をジワジワと刺激し、マリアの体に快感の波紋を拡げていった。
「いいのよ。もっと感じてマリアちゃん。だって感じてるマリアちゃんって、とっても可愛いんだもん。ほらっ、また腰が浮いちゃって……」
「そんなに腰を浮かしたいなら、四つん這いにして差し上げますわ」

2人は浮いた腰の下に手をやると一気に持ち上げ、マリアを四つん這いにしてしまった。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土