クレオパトラの指先
3
「驚きましたわ、麗子さんが直々にお電話下さるなんて」
「あらっ、別に初めてじゃないはずよ、ゆかり」
「それはそうですけど、いつもこうして電話でのお話だけで……」
「確かに1年前のティーパーティーから、お互いゆっくり会ってないものね」
「あれからもう1年になりますの?」
「そうよ、ホントに早いものねぇ。あっ、そうそう、今日電話したのはプライベートな用件なのよ」
「と、申しますと……? 麗子さんのご来店?」
「ううん、あたしじゃなくて、マリアよ」
「まぁ、マリアちゃんが……」
「そう、今あの子シャワー浴びてるんだけどね。もうすぐ出ると思うから、そしたらそっちに行かせるわ。」
「それはそれは、楽しみですわ」
「あなた前からマリアに会いたいって、言ってたでしょう」
「えぇ、氷見川家の可愛いメイドさんの噂は、良子さんからも聞いてますわ」
「良子からも?」
「はい、なんでもとっても敏感な体なんだとか……」
「うふふっ、そうね。その通りよ」
「それにこうも言ってましたわ。とっても虐め甲斐があると」
「ゆかり、あなたそんなコト考えてたの。マリアは純粋にエステの施術を受けに行くだけよ」
「マリアちゃんがここに来れば、どういうコトになるか……。そんなコト百も承知のはずですわ、麗子さん」
「うふふっ、バレてた?」
「そうでなければ、ワザワザこの店にマリアちゃんを……」
「そうね。楽しんで、ゆかりの好きなように」
「そうさせて貰いますわ。店を貸し切りにして」
「まぁ、凄い念の入れようね。あの子も新しい刺激にきっと満足するわ」
「お時間はどうしますの?」
「いいわ、あなたの気の済むまで楽しんで貰って」
「まぁ、嬉しい。それでは無制限とさせて頂きますわ。それで、マリアちゃんはどんなのがお好みですの?」
「さぁ、どうかしら? そこはあなたの腕の見せ所よ、白石店長」
「麗子さんと良子さんの性格から、大体想像は付きますわ。敏感な体を前にしたら、2人がどうするのか……」
「さすがね、ティーパーティーの時に手の内は見せちゃったものね」
「今日はベテランの青山もいるんですけど……、なんなら2人でマリアちゃんを……。構いませんコト?」
「えぇ、いいわよ。ねぇ、1つだけ教えてあげましょうか?」
「はい?」
「マリアにはね、秘密のボタンがあるのよ」
「秘密のボタン?」
「そう、あの子の1番のウイークポイントよ。あの子そこを責めるとね……」
「もうイイですわ。楽しみが減りますから」
「うふふふっ、そうね。ゆかりにはゆかりのやり方があるものね。あらっ、あの子シャワーから出たみたい。それじゃ、今から……そうね、3時ピッタリにいかせるわ」
「はい、それでは3時に……。お待ちしておりますわ」
麗子は携帯をしまうと1階に降りた。
「マリア、出たの?」
「はぁ~い、麗子様。サッパリしましたぁ」
バスタオルで体をくるんだマリアが姿を見せた。
「そう、それじゃ支度して」
「えっ? 支度?」
「そうよ、エステに行く支度」
「エステって、今から行くんですかぁ?」
「もう予約の電話したんだから、早くしなさい。店まではあたしが送ってあげるから」
「は、はい……」
マリアはバスタオルを巻いたまま、2階の自室へと階段を上り始めた。
「驚きましたわ、麗子さんが直々にお電話下さるなんて」
「あらっ、別に初めてじゃないはずよ、ゆかり」
「それはそうですけど、いつもこうして電話でのお話だけで……」
「確かに1年前のティーパーティーから、お互いゆっくり会ってないものね」
「あれからもう1年になりますの?」
「そうよ、ホントに早いものねぇ。あっ、そうそう、今日電話したのはプライベートな用件なのよ」
「と、申しますと……? 麗子さんのご来店?」
「ううん、あたしじゃなくて、マリアよ」
「まぁ、マリアちゃんが……」
「そう、今あの子シャワー浴びてるんだけどね。もうすぐ出ると思うから、そしたらそっちに行かせるわ。」
「それはそれは、楽しみですわ」
「あなた前からマリアに会いたいって、言ってたでしょう」
「えぇ、氷見川家の可愛いメイドさんの噂は、良子さんからも聞いてますわ」
「良子からも?」
「はい、なんでもとっても敏感な体なんだとか……」
「うふふっ、そうね。その通りよ」
「それにこうも言ってましたわ。とっても虐め甲斐があると」
「ゆかり、あなたそんなコト考えてたの。マリアは純粋にエステの施術を受けに行くだけよ」
「マリアちゃんがここに来れば、どういうコトになるか……。そんなコト百も承知のはずですわ、麗子さん」
「うふふっ、バレてた?」
「そうでなければ、ワザワザこの店にマリアちゃんを……」
「そうね。楽しんで、ゆかりの好きなように」
「そうさせて貰いますわ。店を貸し切りにして」
「まぁ、凄い念の入れようね。あの子も新しい刺激にきっと満足するわ」
「お時間はどうしますの?」
「いいわ、あなたの気の済むまで楽しんで貰って」
「まぁ、嬉しい。それでは無制限とさせて頂きますわ。それで、マリアちゃんはどんなのがお好みですの?」
「さぁ、どうかしら? そこはあなたの腕の見せ所よ、白石店長」
「麗子さんと良子さんの性格から、大体想像は付きますわ。敏感な体を前にしたら、2人がどうするのか……」
「さすがね、ティーパーティーの時に手の内は見せちゃったものね」
「今日はベテランの青山もいるんですけど……、なんなら2人でマリアちゃんを……。構いませんコト?」
「えぇ、いいわよ。ねぇ、1つだけ教えてあげましょうか?」
「はい?」
「マリアにはね、秘密のボタンがあるのよ」
「秘密のボタン?」
「そう、あの子の1番のウイークポイントよ。あの子そこを責めるとね……」
「もうイイですわ。楽しみが減りますから」
「うふふふっ、そうね。ゆかりにはゆかりのやり方があるものね。あらっ、あの子シャワーから出たみたい。それじゃ、今から……そうね、3時ピッタリにいかせるわ」
「はい、それでは3時に……。お待ちしておりますわ」
麗子は携帯をしまうと1階に降りた。
「マリア、出たの?」
「はぁ~い、麗子様。サッパリしましたぁ」
バスタオルで体をくるんだマリアが姿を見せた。
「そう、それじゃ支度して」
「えっ? 支度?」
「そうよ、エステに行く支度」
「エステって、今から行くんですかぁ?」
「もう予約の電話したんだから、早くしなさい。店まではあたしが送ってあげるから」
「は、はい……」
マリアはバスタオルを巻いたまま、2階の自室へと階段を上り始めた。