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あなたの燃える手で

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ちゃんと抱いて


小さなバスルームに2人で入った。
薄緑色のタイルが裸足の足の裏にチョット冷たい。
あたしに背を向け、里美さんはタオルを片手にシャワーヘッドを持つと、バス
タブに向けてコックを捻った。煌めくシャワーから湯気がモクモクと立ち上
り、バスルームを白く包んでゆく。
里美さんはシャワーの温度を確認するとあたしに振り返った。
「はい、流して上げる」
「うん……」
シャワーヘッドを下に向け、あたしの肩にシャワーを当てた。暖かな水流が背
中とお腹に流れ落ちていく。
「里美さんも」
あたしはシャワーヘッドを持つと里美さんにシャワーを掛けた。
湯気の中で無数の水滴が銀色の玉となって弾ける。
「舞ちゃん、体洗ってあげる」
里美さんはシャワーを腰の高さのホルダーに掛けると、掌にボディーシャン
プーを数回押し出し、それをあたしの背中に塗りつけていった。
柔らかな手の感触が背中を滑る。それだけであたしは……、感じちゃう。

白い泡だらけの手が、あたしの脇の下から前へと伸びてきた。
それと同時に、里美さんの胸があたしの背中でフワッと押しつ潰されて……。
手はそっとあたしの乳房を包み込んで、優しく揉みながら指の間に硬い乳首を
コリッと挟んだ。
「はぁぁ~」
不思議な安心感と気持ちよさに包まれて、声にならないため息が漏れた。
「舞ちゃん……」
優しいあの囁き声が耳元で聞こえると、両腕が真綿のようにあたしに巻き付い
て、里美さんが後ろからあたしをギュッと抱きしめた。
そしてうなじにキス。キスは首の後ろを回って反対側へと移っていく。
里美さんの熱い吐息があたしの耳にフワッと掛かると、あたしの体が優しい戒
めの中でブルッと震えた。
両手はもう1度あたしの乳房を包み込むと、片手がお腹へと降りてきてた。
「ココも……、洗ってあげる」
泡だらけの手はゆっくりとお腹を滑り、あたしのアソコへと近づいてくる。

うん。いいよ、里美さん。もうあたしは全部おまかせ。
核弾頭の次は、時限爆弾だったのね。
でも隊長、もう爆発の3秒前です……。

里美さんの長い指が、あたしのアソコをスッと撫でた。
快感がフワフワとシャボン玉のように浮き上がってくる。
里美さんの手は、片手は胸に、そして片手はアソコを触り続けて……。
だからあたしの体の中は、数え切れないシャボン玉で一杯になる。

親指と人差し指で乳首を摘み、コリコリと転がしては乳房を揉み、アソコに伸
ばした片手は、指先を立てるようにサワサワと全体をくすぐる。
あたしは膝がガクガクと震えだして、もう立っていられなくなった。
その時。
「流そうか……」
里美さんはシャワーを持つと、あたしの肩から泡を流し始めた。
お湯に乗った泡が、渦を巻きながら排水溝に消えていく。

「こっち向いて、舞ちゃん」
あたしはその場でクルリと向き直る。
里美さんがシャワーヘッドを高い位置にあるホルダーに掛けると、暖かな雨が
2人の胸に降りかかった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土