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あなたの燃える手で

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ちゃんと抱いて


それは衝撃発言と言うか、爆弾宣言と言うか……。
まさか「見ました」いやいや、「いつも見てます」なんて言えるワケないし。
それどころか昨夜に至っては、「あたしも一緒にシテました」なんて、ますま
す言えない。とにかく今は最後までトボケ通そう……。
「そ、そうだ。里美さんのメアド……、教えて下さい」
「いいわよ、ついでに番号も教えてあげる」
それから約1時間近く、あたし達はそのカフェでまったりと過ごした。
アイスティーのグラスには、溶けた氷が薄く溜まっていた。

そしてその日の夜。
あたしはいつもの時間にストレッチを始めた。
始める前に里美さんの部屋に目をやると、明かりはまだ消えていた。
チョットだけホッとすると、思いっきり開脚して上体を左足の上に倒し、息を
吐きながら30秒くらいそのまま頑張る。そして右足の上でまた30秒。そして
最後に正面で30秒頑張る。それから一通りメニューをこなして、思い出した
ように里美さんの部屋を見た。
いつの間にか明かりが点った部屋に、里美さんがいた。
やっぱりカーテンが半分開いていて、ベッドの上に里美さんが寝ている。
「里美さん……」
あたしの体はそのまま石のように固まり、目は里美さんに釘付けになった。
もうあたしの頭には、ストレッチのスの字もない。

今夜の里美さんはいつもより体が斜めになっていて、開いた脚がこっちを向い
ている。そのせいで黒い茂みもアソコも丸見えになって、右手に持った何か棒
状のモノをアソコに当てているのもよく判る。
声は聞こえないけど、右手でその棒状のモノを妖しく動かしながら、左手
で胸を揉んで、里美さんはかなり感じているようだった。
こういうのを官能的とか、エロチックって言うのかな?
イヤラシイって言っちゃえばそれまでだけど、あたしの頭にはそんな言葉は浮
かんでこなかった。
だって感じてる里美さん、とっても綺麗だったから……。

でも今日、あのカフェであんな話をしたばっかりなのに。
やっぱりワザとかな?
あたしはトボケちゃったけど、たぶん見られているのは判っていると思う。
少なくとも今は。
だって、あたしの部屋の明かりだって点いているし、それより何より、自分か
らあんな爆弾宣言をしたんだから……。

里美さんは両足を大きく広げ、棒状のモノをアソコに差し込んだ。
そしてそれが前後に滑りだす。乱れる呼吸。波打つ腰。
その動きに合わせるように、指先が乳首を摘む。
髪を乱す里美さんのため息が、ここまで聞こえてくるようだった。

気がつくとあたしの右手は里美さんの手になって、ショーツの中で濡れたアソ
コを触ってた。
「あぁぁ~ん、里美さん。そう、ソコ……」
目を閉じると思い出す。里美さんの優しい声。赤い唇。綺麗な手。
里美さんの唇が、あたしにキスをするように迫ってくる。
ドキドキと高鳴る胸をよそに、二つの唇はそっと触れ合う。
さざ波のように広がる快感に、あたしの呼吸も乱れていた。
里美さんも……、濡れてるよね。

気がつくと、里美さんの部屋の明かりは消えていた。

汗ばんだ体をシャワーでサッパリさせると、あたしは部屋に戻った。
その時、机の上の携帯がメールの着信を告げた。
あたしはバスタオルで髪を拭きながら携帯を開いた。
里美さんからだった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土