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あなたの燃える手で

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惑星エメラルダス

🎄
『あたし達の唾液が付いたトコロは性感帯になるの』

『口から流し込んだ唾液は、血流に乗って全身を巡るのよ』
「あぁっ、なんか熱い、体が熱いわ、熱い、熱いのぉー」
『唾液が毛細血管の隅々まで行き渡ったようね。もうあなたの体は性感帯の
塊。どこをどうされても感じるわ。ほらっ』
そう言った彼女の指先が、あたしの肩先をそっと撫でた。その途端、肩に微
電流が流れたような快感が走ったのだ。しかも快感は指が離れた後も、長い
余韻が尾を引いて感じ続けている。
「あぁ、ねぇ、凄い、凄い感じるのぉ」
『そんなに感じる体を、オモチャにしたらどうなるかしら?』
「オモチャ……?」
『そう、指や舌で……』
『もちろん感じるように感じるようにね。堪らないわよぉ。エクスタシーが
ずっと続く感じになるんだから』
「いやっ、なんか怖い……」
『怖いですめばイイけど』
『そうねぇ、問題は逝きっぱなしだけど、逝けないってコト』
「えっ……?」
『つまり逝くほど感じてるのに、絶頂の満足感はない。だから体は絶頂を求
めてしまう。だからあなたは逝きたくて逝きたくて堪らなくなる』
『でも逝けない。だってあたし達がそうするから』
「どうして……?」
『それが楽しいからよ。あたし達の星ではね、そうやって女を虐めて楽しむ
の』
「そんなっ、ひどいわ、可哀想……」
『そんなコトないわ。責める方も責められる方も、自らソレを望んでいるん
だから。それに一度責められれば、どんな女もまた責めて欲しくなるわ』
すると二人の股間がモリモリと盛り上がってきた。

『うっふふ…。見て、ほらっ』
盛り上がってきたソレは、みるみるペニスの形をとり始めた。でも人間、い
や地球人のソレとは少し形が違う。二人のソレは敢えて言うならヘビ、そう
蛇の頭を思わせるのだ。なぜヘビかと言うと、その先端から赤い舌のような
ものがチロチロと出入りを繰り返しているからだ。しかしその舌はヘビのよ
うに二股に分かれているのではなく、人間の舌のように厚みとザラつきを持
った舌なのだ。
しかもその舌から、唾液が糸を引いて床へと落ちていく。

『うっふふ……。可愛いでしょう』
『この唾液ももちろん媚薬。挿入した女の中で常に媚薬を供給しながら責め
続けるコトができるの。しかもこの舌はね、奥の感じるトコロを探し出せる
の。だから……、うっふふ、もう分かるでしょう』
分かる、わかり過ぎるくらい分かる。
性感帯の塊と化したこの体に、そんな責めをされたら……。
「気が狂うわ」
『あらっ、大丈夫よ。あなたは正気を保ったままでいられるから。眠ること
もなく、気を失うこともない。頭がオカシクなることもね』

そうか、もしやと思ったケド、どうやら発狂することはないらしい。
でもソレは、逆に言えば彼女達が言ったように、正気を保ったまま責められ
ると言うコトになる。眠ることもないって言ってたケド、まさか一晩中? 
まさか、まさかねぇ……。

『さぁ、始めましょう』
ソレが合図となって、二人があたしに襲いかかってきた。
襲い掛かると言うのは正確ではないかもしれない。ソレは襲い掛かると言う
よりは、ゆっくりと、慌てず、ポイントを絞り込んでいくような、そう、医
者の診察を思わせるものだった。
『ねぇ、ココは?』
『コッチはどう?』
二人の長い舌は、思い思いの場所を舐めていく。一人が顔を舐めれば、もう
一人は耳をほじくり、首筋から胸へ移れば、今度はキスを繰り返した。
「あぁだめっ、だめよ、こんなのだめっ。全部、全部感じるぅぅ~」


ソレはしずくにとって、本当に気持ちよくて抗し難い快感だった。
ましてや不思議な力で体は動かないのだ。そのもどかしさは恐怖に似ている
が、未知の媚薬を使われた体は、そんなコトを軽々と跳ね返し、更なる快感
を求め欲するのだった。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土