ロザリオは赤く輝く
† 8
わたしの体を泳ぐ10本の指は止まることを知らず、絶え間ない快感を与え続けました。全身の感度が高まりわたしの体の中に1つの欲望が生まれ始めたのです。それはまだ確信の持てないエクスタシーへの欲望でした。
紫苑様の指はそれを見透かしたように、乳首への責めを集中させ始めました。
「まだ上半身だけなのですよ。もう限界ですか?」
「はっ、でっ、でも、ああぁぁ~、でもぉ。ああっ、もうこれ以上、あぁ」
「では、今日はこれ位にしておきますか?」
その言葉に、体の快楽への欲望は頂点に達しました。
「あぁ、紫苑様。わたしは、わたしは……逝きたいのですぅ」
「そうでしょう。聖水はあなたの中の淫らな部分を顕わにするのです」
紫苑様の指は相変わらず、わたしの乳首を摘み回しています。
「それがあなたの穢れなのです。それに負けてはいけませんよ」
「でっ、でもぉ。ああぁ、いいぃ~。あぁぁ~逝きたいぃ。逝きたいのです」
「それは悪魔に屈服することに他なりませんよ。いいのですか?」
「それは、でっ、でも……。この体が、体が、ああぁ、いいぃ。あぁ~」
「心で抗っても、穢れた体が言うことを聞かないのですね」
「ああぁっ、そうっ、そうですぅ。ああぁ。あぁ、逝かせて……ください」
「悪魔の誘惑に屈するのですか? そうしてあなたをおとしめていくのです」
欲望に翻弄され喘ぐわたしを前に、紫苑様はゆっくりと言いました。
「あなたはその欲望と戦わなくてはいけません。それが自信の穢れを払うこと
になるのです」
「はぁぁ、はぁぁ、紫苑様、ああぁいい。あぁ~。逝かせてください」
「わたくしも穢れを払う者として、簡単に悪魔に屈服するわけにはいきませ
ん。今あなたに、逝ってもらうわけにはいかないのです。春奈さん」
「あぁぁ~そんな、この、この体の乾きを、どうかご理解下さい」
「あなたはこの悪魔に打ち勝たなくてはなりません」
「ああぁぁ、あぁぁ、いいぃぃ~。あぁっ、あぁっ感じるぅ~」
なんと言うことでしょう。わたしの体は完全に悪魔に乗っ取られていたので
す。無尽蔵に湧き上がってくるこの淫らな快楽は、この心の思いとは裏腹に、
暗い地下にわたしを引きずり込んでいくようでした。
到底わたしには、この悪魔に打ち勝つことは出来ないと思いました。
しかし、すでに聖水は塗られ、悪魔は目覚めてしまいました。
しかも紫苑様は責める手を休めてはくれません。
上半身だけで逝きそうになっている淫らなわたしの体から、悪魔を払おうと
わたしに戦う時間を与えていたのです。
「あぁぁ~紫苑様。もうぅ、もう逝かせてください。あぁっ、逝きそうですぅ。もういいのです。もう、逝かせてください」
「まだまだ、そうはいきません。わたくしには、あなたの中で笑っている悪
魔が見えるようです。ほらっ、乳首をこうして引っ掻くようにされると、逝き
たくなるのでしょう?」
「ああぁぁ~、そうっ、そうですぅ~。そうされると……堪りません」
「やはり堪らないようですね。んん~可哀想に。まだ続けますよ。ほらっ」
紫苑様はヌルヌルになっている左右の乳首を、指先で小刻みにカリカリと引っ
掻き続けました。それは聖水で熱く疼く乳首に、強烈で耐え難い快感を生み出
していったのです。
わたしの体を泳ぐ10本の指は止まることを知らず、絶え間ない快感を与え続けました。全身の感度が高まりわたしの体の中に1つの欲望が生まれ始めたのです。それはまだ確信の持てないエクスタシーへの欲望でした。
紫苑様の指はそれを見透かしたように、乳首への責めを集中させ始めました。
「まだ上半身だけなのですよ。もう限界ですか?」
「はっ、でっ、でも、ああぁぁ~、でもぉ。ああっ、もうこれ以上、あぁ」
「では、今日はこれ位にしておきますか?」
その言葉に、体の快楽への欲望は頂点に達しました。
「あぁ、紫苑様。わたしは、わたしは……逝きたいのですぅ」
「そうでしょう。聖水はあなたの中の淫らな部分を顕わにするのです」
紫苑様の指は相変わらず、わたしの乳首を摘み回しています。
「それがあなたの穢れなのです。それに負けてはいけませんよ」
「でっ、でもぉ。ああぁ、いいぃ~。あぁぁ~逝きたいぃ。逝きたいのです」
「それは悪魔に屈服することに他なりませんよ。いいのですか?」
「それは、でっ、でも……。この体が、体が、ああぁ、いいぃ。あぁ~」
「心で抗っても、穢れた体が言うことを聞かないのですね」
「ああぁっ、そうっ、そうですぅ。ああぁ。あぁ、逝かせて……ください」
「悪魔の誘惑に屈するのですか? そうしてあなたをおとしめていくのです」
欲望に翻弄され喘ぐわたしを前に、紫苑様はゆっくりと言いました。
「あなたはその欲望と戦わなくてはいけません。それが自信の穢れを払うこと
になるのです」
「はぁぁ、はぁぁ、紫苑様、ああぁいい。あぁ~。逝かせてください」
「わたくしも穢れを払う者として、簡単に悪魔に屈服するわけにはいきませ
ん。今あなたに、逝ってもらうわけにはいかないのです。春奈さん」
「あぁぁ~そんな、この、この体の乾きを、どうかご理解下さい」
「あなたはこの悪魔に打ち勝たなくてはなりません」
「ああぁぁ、あぁぁ、いいぃぃ~。あぁっ、あぁっ感じるぅ~」
なんと言うことでしょう。わたしの体は完全に悪魔に乗っ取られていたので
す。無尽蔵に湧き上がってくるこの淫らな快楽は、この心の思いとは裏腹に、
暗い地下にわたしを引きずり込んでいくようでした。
到底わたしには、この悪魔に打ち勝つことは出来ないと思いました。
しかし、すでに聖水は塗られ、悪魔は目覚めてしまいました。
しかも紫苑様は責める手を休めてはくれません。
上半身だけで逝きそうになっている淫らなわたしの体から、悪魔を払おうと
わたしに戦う時間を与えていたのです。
「あぁぁ~紫苑様。もうぅ、もう逝かせてください。あぁっ、逝きそうですぅ。もういいのです。もう、逝かせてください」
「まだまだ、そうはいきません。わたくしには、あなたの中で笑っている悪
魔が見えるようです。ほらっ、乳首をこうして引っ掻くようにされると、逝き
たくなるのでしょう?」
「ああぁぁ~、そうっ、そうですぅ~。そうされると……堪りません」
「やはり堪らないようですね。んん~可哀想に。まだ続けますよ。ほらっ」
紫苑様はヌルヌルになっている左右の乳首を、指先で小刻みにカリカリと引っ
掻き続けました。それは聖水で熱く疼く乳首に、強烈で耐え難い快感を生み出
していったのです。