2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

ロザリオは赤く輝く

† 7
聖水の効き目が現れ、硬くシコり立ったわたしの乳首を、紫苑様は人差し指と
親指で摘みました。そして熱くジンジンと疼く乳首にコリコリと刺激を加え始
めたのです。その動きに合わせるように胸のロザリオが前後に動いています。
「はぁっ、しっ、紫苑様。はぁっ、あぁっあぁっ」
「どうしました? 春奈さん。何か言いたい事でも?」
「いっ、いいえっ。何でも……。あぁ、くぅぅ」
「さぁ、あなたの体から穢れを追い払うのです。それまで続けますよ」
気のせいか、紫苑様の唇が笑っているように見えました。卑猥な唇が淫らに
釣りあがり、それはわたしの苦しみを楽しんでいるようにすら見えたのです。
わたしは、そんな思いを頭から打ち消そうと必死でした。
しかし上半身に塗られた聖水は、絶え間なくわたしに耐え難い快感を送り込ん
でくるのです。それはまるで性的に未開発なこの体を隅々まで開拓してゆくよ
うな、そんなうねりとなってわたしを包み込んでいったのです。
わたしの乳首は敏感の極致に達しました。摘まれただけでも腰が浮き上がって
しまう程に。それでも紫苑様は乳首から指を離しませんでした。
「あぁん、あぁぁ~んん~。ああっ、もっもう。あぁぁ~あっあっ」
「まだですよ。もう少し続けますよ」
喘ぐわたしとは対照的に、紫苑様は物静かに、ゆっくりとそう言いました。
そして時折わたしの乳房を、母乳を搾り出すように揉みしだくのです。そうさ
れると淫らな血が、まるで聖水と混ぜられていくような気になるのです。
そしてまた指は乳首に戻り、新たな快感の波を広げていったのです。
「あっ、ああっ、ああっ、くぅぅ~」
「さぁ、今度は体の方も……」
そう言うと紫苑様は、聖水でヌルヌルなっている体に優しく爪を立て、わき腹
からお臍、そして乳房から脇の下まで、くまなく10本の爪を走らせていきまし
た。爪は快感の航跡を残しながら体を滑っていきます。それはまるでわたしの
体の上で群れ泳ぐ10匹の魚のようでした。一定方向に進んだかと思うと突然
向きを変え、またあるときは5匹ずつに別れて、わたしを混乱させました。
「はぁぁ~。うぅぅっ、あぁぁ、あっ、うぅ~ん」
2つに分かれた群れは乳房を昇り、その先端をついばみ始めました。
「ああっ、ああっ、だっ、だめぇっ、そんなに。あぁぁ、いやぁ、だめぇ」
「ココは特に穢れが酷いようですね」
「ああぁ、もっ、もうあたし……。あっ、ああっ、あぁぁ~」
「どうしました? 感じてしまうのですか?」
紫苑様の瞳がわたしを見つめていました。
「はっ、はいっ、感じて……あぁぁ、あっ、感じて、しまいます。あぁぁ」
紫苑様はわたしの乳首を責めながらゆっくりと、そして静かに言いました。
「それが悪魔の力です。快楽は罪ですよ。快楽は人を堕落させます」
切れ長の目に鼻筋の通った端整な顔立ち、それが逆にとても冷たい印象となっ
て、わたしの心から抗う気持ちを奪っていったのです。
「でっ、でもっ、はっ、はい、わかりました。ああぁ、あぁぁ~いいっ」
「もし、どうしても感じてしまうのなら……耐えるのです。ただひたすら
耐え、そして穢れを追い払うのです。あなたにはそれしかないのですよ」
それは、必死にこの快感に耐えるわたしにとって、焦れったいくらいのゆっく
りとした言い方でした。

Comments 2

マロ  

この状況で耐えろだなんて、
春奈にとっては地獄そのものですね。
そして、その地獄はまだまだ続きそう・・・。
どうなっちゃうんでしょう?

2007/11/27 (Tue) 23:51 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
マロさんコメントありがとうございます

心と体のギャップに苦しむ春奈。
でもこれは、まだまだ始まりに過ぎません。
(*^_^*)

深夜の教会で喘ぐ春奈の声は、誰にも届きません。
紫苑の責めに春奈は堪えられるのでしょうか?
お楽しみに!

2007/11/28 (Wed) 19:35 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土