ロザリオは赤く輝く
† 6
ベッドから見上げる紫苑様の胸に、銀のロザリオが光っていました。
紫苑様は、お腹に溜まっていた聖水を胸のほうに伸ばしながらわき腹を、更に
乳房を迂回しながら首の下まで聖水を塗りました。下は恥ずかしい茂みを避け
ながら、太ももの付け根まで塗り伸ばしていきました。
紫苑様が再び壷を手に取り、今度は右手に聖水を溜めていきました。
そして手を合わせるように両手に塗りつけると、その手をさっき塗り残した、
わたしの両乳房に伸ばし、乳房を下から押し上げるようにして全体に塗り伸ば
していきました。
その時、わたしの体に異変が起きました。最初に聖水を塗った部分が熱を持っ
たように熱くなってきたのです。それは肌から浸透するように深く熱く染み込
んできました。
「紫苑様、なにか体が熱くなってきました」
「それは聖水が効いて、あなたの中の悪魔が目覚め始めたのです」
「えっ? 悪魔が……」
「やがて悪魔は、あなたの欲望に火を付けるでしょう」
わたしはその言葉に驚きましたが、今はこの熱さに耐えることが先決でした。
「こんなに白い肌が穢れているなんて、柔らかくて大きな胸。そしてここの色
もピンクでとても綺麗ですね」
そう言いながら紫苑様が聖水の壷を傾けると、一滴の聖水が長い尾を引きながら、わたしの乳首の真上に垂れました。
「あっ」
「どうかしましたか?」
「いっ、いいえ。何でもありません」
「今は神聖な儀式の最中ですよ」
「はい。わかっています。すみません」
わたしは今まで男性経験が余りありませんでした。もちろん処女ということは
ありません。しかしセックスという行為そのものに不純さを感じ、オナニーに
も同様の嫌悪感を持っていました。エクスタシーも数えるほどしかありまん。
しかも、それさえもそれが本物なのかどうかわからないのです。
つまりわたしの体は性的に未熟で、特に他人からの刺激というものに敏感だっ
たのです。
左右の乳首に聖水を垂らすと、紫苑様は5本の指先で乳首を取り囲むように摘
み、そして指を擦り合わせるようにして乳首を揉み始めたのです。
「あぁ、うぅ。しっ紫苑様」
「今、聖水を塗りこんでいますからね。こうした肌の薄いところには特に聖水
が効きやすいのです」
「あっ、はいっ、わ……わかり、ましたぁ」
しかしその時すでにわたしは、聖水の熱を乳房全体に感じていました。
そして最後に乳首に垂らした聖水が今、その効き目を現し始めたのです。
熱い肌のその疼きは、敏感な体を更に敏感にし、体中を性感帯にしていくよう
でした。
ベッドから見上げる紫苑様の胸に、銀のロザリオが光っていました。
紫苑様は、お腹に溜まっていた聖水を胸のほうに伸ばしながらわき腹を、更に
乳房を迂回しながら首の下まで聖水を塗りました。下は恥ずかしい茂みを避け
ながら、太ももの付け根まで塗り伸ばしていきました。
紫苑様が再び壷を手に取り、今度は右手に聖水を溜めていきました。
そして手を合わせるように両手に塗りつけると、その手をさっき塗り残した、
わたしの両乳房に伸ばし、乳房を下から押し上げるようにして全体に塗り伸ば
していきました。
その時、わたしの体に異変が起きました。最初に聖水を塗った部分が熱を持っ
たように熱くなってきたのです。それは肌から浸透するように深く熱く染み込
んできました。
「紫苑様、なにか体が熱くなってきました」
「それは聖水が効いて、あなたの中の悪魔が目覚め始めたのです」
「えっ? 悪魔が……」
「やがて悪魔は、あなたの欲望に火を付けるでしょう」
わたしはその言葉に驚きましたが、今はこの熱さに耐えることが先決でした。
「こんなに白い肌が穢れているなんて、柔らかくて大きな胸。そしてここの色
もピンクでとても綺麗ですね」
そう言いながら紫苑様が聖水の壷を傾けると、一滴の聖水が長い尾を引きながら、わたしの乳首の真上に垂れました。
「あっ」
「どうかしましたか?」
「いっ、いいえ。何でもありません」
「今は神聖な儀式の最中ですよ」
「はい。わかっています。すみません」
わたしは今まで男性経験が余りありませんでした。もちろん処女ということは
ありません。しかしセックスという行為そのものに不純さを感じ、オナニーに
も同様の嫌悪感を持っていました。エクスタシーも数えるほどしかありまん。
しかも、それさえもそれが本物なのかどうかわからないのです。
つまりわたしの体は性的に未熟で、特に他人からの刺激というものに敏感だっ
たのです。
左右の乳首に聖水を垂らすと、紫苑様は5本の指先で乳首を取り囲むように摘
み、そして指を擦り合わせるようにして乳首を揉み始めたのです。
「あぁ、うぅ。しっ紫苑様」
「今、聖水を塗りこんでいますからね。こうした肌の薄いところには特に聖水
が効きやすいのです」
「あっ、はいっ、わ……わかり、ましたぁ」
しかしその時すでにわたしは、聖水の熱を乳房全体に感じていました。
そして最後に乳首に垂らした聖水が今、その効き目を現し始めたのです。
熱い肌のその疼きは、敏感な体を更に敏感にし、体中を性感帯にしていくよう
でした。