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あなたの燃える手で

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先生といっしょ

10 
「剣で突き刺した番号の方が、今宵の生贄でございます」
コースターを裏返すと、あたしは "5" 、ルミは "6" だった。

舞台上のバニーガールがくす玉の紐を引くと、くす玉は真っ二つに割れ、白
いカードが落ち葉のように舞い落ちた。
次の瞬間、ママがフェンシング経験者かと思われるフォームで、一枚のカー
ドを突き刺した。ママはその貫かれたカードをみんなに見せた。番号は5番
だった。
「は~い。5番の方ぁ、コースターをお持ちになってコチラにどうぞぉ~」
「えっ? あたし? 5番ってあたし……、なんだけどぉ……」
あたふたする雫の後ろで、ルミの大きな声が響き渡った。
「はぁ~い、5番の人、ここにいまぁ~す。ここでぇ~す」
ルミは後ろからあたしの肩を押し、片手を左右にバタバタと降っている。
「ちょっと、ルミ、やめてよぉ」
「だってぇ、5番って雫でしょう。イイじゃない。大丈夫よ」

すると舞台上にいた二人のバニーガールが、雫の前にやってきた。そしてあ
たしを挟むように立つと、コースターの番号を確認した。間違いないとわか
ると、あたしは突然二の腕を抱え上げられ、舞台上へと連れて行かれた。

あたしが舞台に立つとママが歩み寄り、突き刺した5番のカードを見せなが
ら言った。
「ようこそピンクジーンへ。そして魔界の宴サキュバスナイトへ……。5番
のお客さま、貴方様が今宵の生贄でございます」
ママはあたしのカードを受け取ると、2枚になった5番のカードをみんなに
見せた。
「あのう、あたし……、そんなつもりじゃ……。だって……」
その時舞台袖から出たきた4~5人のバニーガールが、その言葉を最後まで
言わせてくれなかった。なぜなら二人のバニーガールが両腕を掴み、一人が
後ろから口と首に手を回し、一人がシャツのボタンを、もう1人がスカート
を脱がせ始めたのだ。あたしは口を押さえた手から、くぐもった声をだすの
が精一杯で、彼女達の作業は滞りなく進んでいく。
そしてあたしは、あっという間にブラとパンティだけになってしまった。
更に、一人のバニーガールが大きな板を持ってきた。
その板は、中央に首を入れる大きな穴。その左右に手首を入れる小さい穴が
空いている。板は縦に半分に分かれているが、誰もが一眼でギロチンの板と
分かるモノだった。

「さぁ、コレを嵌めていただいて……」
「ちょっ、ちょっと、なによ、それぇ」
しかしバニーガールは、あたしの前後からギロチン板を挟み、首と手首を嵌
めてしまった。穴の周りには薄いクッションがあり痛くはないが、閉じられ
た板は完全にロックされ、自分で外すことは絶対にできない。
「脚も……」
そうママの声が聞こえると、残念ながら真下は見えないが、あたしの両足首
にも板が嵌められたようだ。コレで脚は肩幅よりやや広く固定された。

「さぁ、準備が来ましたわ。それでは皆様、どうぞご賞味あれ……」
すると今までテーブルにいた客達が、グラスを置き、ワラワラとステージに
上がってきた。ステージといっても床から数十センチ高いだけだ。
そんな中、バニーガールが天井から二本の鎖を下ろし、ギロチン板の両サイ
ドに繋いだ。

あぁ、これでしゃがみ込むこともできなくなった……。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土