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あなたの燃える手で

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ショートショート 2

3 最終話
麗子ベッドでX字型に磔になっているマリア。その四肢はゴムチューブで引
き伸ばされ、動くことは叶わない。
そんなマリアのクリトリスに、麗子の持つ筆が迫った。

「クリちゃんの皮を剥いて直に、たっぷりチクチクしてあげますからね」
「いやっ、いやっ、絶対いやぁ~。筆だけはいやぁぁ~」
「絶対いやな筆だからお仕置きになるのよ。じっくり苛めてあげるわ」
筆先はまず、肉芽の付け根をツンツンと突っつき始めた。
下には入れっぱなしのアナルバイブが生えている。
「あぁっ、はぁっ、いっ、いやっ、やっぱり無理ぃ~、無理ですぅ~」
「無理なのぉ? マリアが無理でも、あたしはこうしてチクチクするだけ」
チクチクは肉芽の付け根をグルリと回り、側面へと登ってきた。でもマリア
は動けない。丈夫なチューブが、力強く四肢を引いている。
「いやぁぁ~、だめっ、だめですっ。あぁぁ~だめぇぇ~」
「まぁ~、クリちゃんがこんなに勃起して……。そろそろ剥き頃ねぇ」
「えっ、そんなっ、剥かないでっ。今剥かれたら堪りません」
「だから剥くのよ。一番敏感な今この時に。皮を剥いて直にチクチクされた
ら、もっと堪らなくなるわ。本格的に我慢できなくなるわよ」
「なにを言ってるんです。そんなコトされたら、気が狂っちゃいますぅ」
「あらぁ、大丈夫よぉ、人間それくらいのコトで、気なんて狂わないから」

麗子は左手の親指と人差し指に中指を添えて、マリアの肉芽の皮を "クルリ"
と剥き下ろすと、そのまま皮が戻らないように摘み押さえた。
「ちょっ、ちょっと、麗子様ホントに……? そんなコト……」
「そうよぉ~。慎重に触るか触らないかの距離を保って、じっくりと……」
そして白い筆先、その尖った毛先が、紅い肉芽に "フワァ~" っと触れた。
次の瞬間、マリアに物足りなくも力強い快感が流れた。限りなく弱々しい接
触が、逆に力強い快感を送り込んでくる。
「ひぃっ、ひぃぃ~、だめっ、だめですぅ、麗子様ぁ、麗子様ぁぁ~」
「感じるでしょう、ねぇ~マリアぁ。体が敏感ほど、この触り方が堪らない
のよねぇ。うっふふっ。ほらっ、ほらっ、ほぉ~らっ堪らない」
「あぁぁ~だめっ、もうだめっ、もうだめですぅ。もう絶えられないぃ~」
「んん~、ほぉ~らっ。マリアのクリちゃんをねぇ、毛先でそぉ~っとイイ
子イイ子してあげてるのよぉ。んん~イイ子ねぇ、イイ子イイ子……」
「ひぃぃ~、ひぃぃ~だめっ、もっと、もっと強くしてくださいぃ~」
「だめよぉ~、マリアはこれ位が一番感じるんだからぁ」
「でもぉ、こんなに感じてるのにぃ……。逝きたい、逝きたいですぅ~」
「だからだぁ~めっ。まだまだじっくり。逝くか逝かないかの生殺し。マリ
アあなた、生殺し大好きだものねぇ~」
「そんなっ、そんなコトありません。逝きたい、逝きたいですぅ~」

マリアの手足がチューブを引っ張る。しかしそれは虚しく引き戻される。
引っ張っては戻され、引っ張っては戻され、その間も筆責めは止まること
はない。そう、マリアが力尽きても……。
「お願いします、麗子様ぁ。どうかお赦しを。どうか、もう我慢がぁぁ~」
「我慢ができないの? そう。可哀想にぃ。でもね、ここからが楽しいの
よ。もっと悶えて、のたうち回って、あたしを楽しませて、可愛いマリア」
「そんなっ、ひぃぃっ、ひぃぃ~、だめっ、もう本当にだめですぅぅ~」
「もう限界? マリア。でもここでお尻のバイブのスイッチを入れて……」
マリアのアナルに、背徳の快感が蘇る。
「そいして更に、筆で念入りにそぉ~っとされたら……?」
「いやっ、そんなのだめっ、そんなのだめですぅぅ~」
「ほらっ、触るか触らないかのこの際どい感じ……」
「ひぃぃ~、だめぇぇ~もうだめっ、我慢できないぃぃ~」
「んん? どぉお? こんな感じはぁ? クリちゃんは筆先でゆっくりと丁
寧に、アナルもバイブでじっくりと。ほぉ~らっ、これは堪らないわねぇ」
「あぁぁもうだめっ、逝きたいっ、逝かせてっ、もう逝かせてくださいぃ」
「まだまだ、まだまだよ、マリア。まだまだ筆責めが続くのよ。気が狂うと
言うなら、気が狂うまで続けてあげる。ほらっ、お尻も堪らないわねぇ」
「ひぃぃ~逝くっ、逝く逝くっ、あぁだめっ、もっともっと強くですぅ~」
「逝くに逝けない生殺し。たっぷり味わいなさい……。ほらっ、ほぉ~らっ
逝きそう、ほぉ~らっ逝っちゃう。ほらっ、ほらっ、ほらほらほらっ」
「あぁぁ~、逝く逝くっ、逝く逝くっ、ひぃぃ~逝っちゃうっ、逝くぅ~」
「ほぉ~らっ、また逝けないわねぇ。お尻とクリちゃんの快感にサンドイッ
チにされて……。これを何度も何度も繰り返すの。気が遠くなるほどね」
「いやぁ、そんなのいやですぅ、もう、もう逝かせて、どうか逝かせてくだ
さい、お願いします、麗子様ぁ~。ひぃぃ、あぁぁ逝くぅ、逝っくぅぅ~」
「逝きたいわねぇ~、あぁー逝きたい逝きたい。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ」
「あぃぃ~、逝く逝くっ、逝く逝くっ、あぁぁ~逝くっ、逝っちゃうぅ~」
「んん~今が逝く寸前。ここでじっくりチクチク、サワサワされたら?」
「いやぁぁ~、そんなの絶対いやぁ~、早くっ、早く逝かせてっ、早くぅ」
「逝く? 逝くの? だぁ~めっ。まだよっ。まだまだ逝かせないわよ」
「もうだめっ、逝かせてっ、逝かせてっ、あぁ逝くっ、逝く逝くぅ~」
「あらあらっ、また逝きそうねぇ、ここでじっくりくすぐって、ほぉ~ら
っ、念入りに……。んん~、堪らないわねぇ~、可哀想にぃ~。さぁ、マリ
ア。もう一度最初から責め直すわよ。今度はもっと時間を掛けましょうね」
「いやっ、そんなのいやですぅぅ~」

いつまで続いたのか……。そしていつ終わったのか……。
マリアには分からなかった
ただ、今も横にいる麗子に寝返りを打ち、その胸に顔を埋めると、彼女の温
かな体温を感じる。まるでアノ責めのようだとマリアは思った。
麗子はそんなマリアを、両手で暖かく包み込んだ。


ーENDー


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土