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あなたの燃える手で

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ショートショート 2


「言うことの聞けない悪い子は、手足を縛ってお仕置きしましょうね」
そう言うと麗子は、自分のベッドにマリアを横たわらせた。

麗子のベッドの四つの足には、常に赤い縄が繋がっている。だからマリアを
横にすれば、スグに手足を拘束できる。もちろんマリアもそれを知っている
ワケだが、麗子とのこの時間はマリアにとって至福の時間でもある。だから
麗子の言葉に逆らわず、大人しく縛られるのだった。

「ホントに……、縛るんですかぁ? 麗子様ぁ」
まだ息の荒いマリアは、横になると手足をベッドの四隅に伸ばした。
「そうよ。悪い子はキッチリお仕置きしないと。そうでしょう?」
麗子は四隅からそれぞれ縄を伸ばし、マリアの四肢に繋いだ。するとマリア
は、大きなベッドの中央で、X字形に磔になった。
「あれっ、ゴム? 麗子様、コレ、ゴムにしたんですかぁ?」
今まで縄だったソレが、ゴムというかチューブのソレに変わっている。
「そうよぉ。コレなら手足が引っ張られて、ピンと伸びるでしょう」
「あぁ、ホントに……、手足が引っ張られますぅ」
「そうしたら、腰の下にこの硬いクッションを入れて……」
硬いクッションはマリアの腰を反り返らせ、それによって伸ばされたチュー
ブは、マリアの四肢をより引き伸ばすコトになった。
「あぁぁ~ん、麗子様ぁ。こんな格好ぅ」
「うっふふふっ。イイじゃないd。イイ格好よ、マリア。この格好で体中を
くすぐられたらどうなるかしら? それも筆でそぉ~っと……」
「えっ? いやっ、いやですぅ。筆なんかでくすぐられたら」
「だって、ちょうど新しい筆があるのよ」
そう言って麗子が見せたのは、真新しい習字の小筆だった。

麗子は白い筆先を摘んでほぐすと、マリアの足の間に位置した。
「乳首から始めて、身体中刺激して、最後はアソコよ……、ねっ、マリア」
マリアの体を知り尽くしている麗子は、一番感じる触り方も分かっている。
指の時はこう、バイブやローターはこう、そして筆の時は……。
「えっ、えっ、そんな触り方……。あぁっ、あぁ~ん、だめぇ~ん」
バラけた筆の毛先だけが、触るか触らないかの感じでマリアの乳首にそっと
触れると、マリアの全身は弾けるように反応した。
「まぁ、イイ反応ねぇ。筆は久しぶりだからかしら……」
これがマリアにとって究極の筆責めとなることを、麗子は知っている。
しかも四肢を縛られ、腰を突き上げたマリアに、ソレから逃げる術はない。

筆の穂先は乳首から脇の下、脇腹、おへそ、そして足の付け根から太ももの
内側へと、マリアの全身をゆっくりとくすぐっていく。
「さぁ、そろそろココを責めてあげましょうか。お・ま・○・こ・を……」
「あぁ、ソコは……、多分、我慢できません」
「多分じゃなくて絶対でしょう」
麗子はマリアとの距離を微調整すると、改めて右手で筆を持った。

「まずはこの綺麗な花びらの内側を……、ほぉ~らっ」
筆はマリアの花びらの内側を、小刻みに動きながらそっとくすぐる。
「あぁぁ~ん、だめっ、だめっ、麗子様ぁぁ~」
動きたい、跳ね除けたいこの刺激を。しかしチューブで引き伸ばされた四肢
は動かず、今のマリアはその場で身悶えるしかないのだ。
「うっふふ。動くに動けないわねぇマリア。コレはイイお仕置きになるわ」
「あぁぁっ、くぅぅ、あぁぁもう、もうだめですぅ~」
「あらっ、もうだめなの? ねぇ、アナルの真ん中は……? んん? ほら
っ、どうしたの? そんなにビクビクして」
「だって、だってそんなトコ、あぁん、だめっ、だめですぅ、あぁ~ん」
「もう、マリアったらこんなに濡らして。jホントに悪い子ねぇ~。いいわ、
そんなにアナルがイイなら、これを入れてあげる。ほらっ」
麗子はサイドテーブルに手を伸ばし、細身のアナルバイブを手にすると、そ
れをマリアのアナルに "スーっ" と沈めていった。
「あぁっ、ひぃっ、いやっ、いやぁ~、そんなの、そんなのだめですぅ~」
「あらっ、イイじゃない。好きでしょう? お尻の穴。このまま出し入れし
てあげる。ほらっ、出たり入ったり出たり入ったり、ほぉ~らぁ~」
アナルバイブが、その場でキレの良いピストン運動を始めた。
「あぁぁっ、そんなっ、だめっ、感じるっ、感じちゃうぅ~」
「あらそう。それじゃバイブのスイッチを入れてみる? もっと気持ち良く
なるわよ。ほらっ、奥までしっかり入れて……」
スラリとした麗子の指が、バイブのスイッチをONにした。
「あぁん だめぇぇ~ん、そんな奥まで……。あぁん。ひぃぃ~」
「感じるでしょう? アナルも敏感だものねぇ。そんなにイイなら、コレは
このまま入れておきましょうね。さて次はクリちゃんを筆で……」
「えっ? クリちゃんを筆で?」
「そう、クリちゃんの皮を剥いて、直に筆でサワサワしたりチクチクしたり
するの。素敵でしょう?」
「そんなっ、クリちゃんは……」
「バイブは一旦お休み。抜かないケドね……。さぁ、マリア。あなたの超絶
敏感なクリちゃんを、たっぷりチクチクしてあげますからね」

麗子は先のバラけた筆を手にすると、それをマリアに見せつけた。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土