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あなたの燃える手で

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春を画く


最初の一滴が、足の甲にポタリと落ちました。

先生が手にしている蝋燭は、プレイ用ではない、本来は仏壇に灯すような白
い蝋燭です。ですからそれはとても熱く、その熱さは全身が "ブルっ" と震
える程です。 足の親指近くで垂れ続けた蝋涙は、親指と隣の指の間を目掛け
て流れていって……。
「せっ、先生、蝋が、蝋が流れて……、」
「そうだよ、指の間にこの熱い蝋をトロトロと流し込んだよ。ひっひひひ」
「いやっ、いやっ、あぁきたっ、怖いっ、きゃぁ、熱いっ、先生熱いぃ」
「んん~、どんどん流れ込んでるよぉ。たっぷり流し込んだら次は隣だよ」
蝋はあっという間に流れ落ち、床に白い蝋の花を咲かせていきます。
「いやぁ~、熱いっ、ひぃぃ~、あぁぁもう、もうやめてぇぇ~」
「そうそう、いい声だ、もっといい声でお泣き。ほらっ、隣の指だ」
白い熱蝋はトロトロと指の間を埋め尽くすと、隣の指へと移ったのです。
「次はこうやって指で拡げて……。ココに直に垂らしてみようか」
先生は左手で足の指の間を拡げると、そこに蝋燭を垂らし始めました。
「ひぃぃ~、熱っ、熱いっ、ひぃい~だめっ、きゃぁぁぁ~」
「これは効くんみたいだねぇ。じゃぁもっと近くから垂らしたら、どうなる
だろうねぇ~。ひっひひひっ」
「いやっ、そんなの、だめですぅ。あぁいやっ、ひぃぃ~熱いっ熱いぃ~」
「ほぉ~らっ、溶けたての蝋だ。ほぉ~らっ、どうだい? ほぉ~らっ」

先生はあたしの吊られた片足に蝋を垂らし終えると、今度は足首から太もも
にかけて垂らし始めたのでした。
両手は後ろ。体は水平に吊られ、片脚はそのまま水平に、もう片脚はダラリ
と下がったあたしの格好は、ちょうどアルファベットの "T" のようです。
だから体は少し横を向いているのですが、その体の側線に沿って、熱い蝋が
ポタポタと垂れていくのです。特に脇腹の熱さとったら……。
「ひぃぃっ、ひぃぃ~、せっ、先生、もう、もうやめてくださいぃ」
「そうだよ。そうやってヘトヘトになって、ガックリと崩れ落ちるんだ。あ
の絵のようにねぇ」
「だったらもう、とっくに……」
「何を言ってるんだい? 責めはまだこれからさ。身も心もボロボロになっ
て、もっともっと泣いて貰うからねぇ、覚悟おし。ひぃ~ひっひひひっ」

蝋燭は脚を数往復すると、今度は腰から胸へと移動してきたのです。
乳房に垂れた蝋は乳首へと集まるように流れてきます。
「あぁ、先生、蝋が、蝋が乳首にっ……」
「そうだよ。そうなるように垂らしてるんだ」
そう言うと先生は、蝋を垂らすのを一旦やめ、二枚の春画が乗ったイーゼル
をあたしの方に向けました。
「ほらっ、ご覧、この女の胸を。こんなに蝋が垂らされてるじゃないか」
「で、でも、だからって……」
「今のお前はモデル。せめてこの女と同じくらいにはならないと。ねぇ~」
「いやっ、いやっ、あぁぁ蝋が、蝋が……」
「ここから垂らすと、この絵と同じように乳首から蝋が垂れる」
「あぁぁ~熱いっ、熱いです、先生。もう、もうやめてくださいぃ」
しかし一向に終わる気配はなく、蝋は乳首を最終到達点とするように、後は
床へと散っていくのです。
「はぁぁ~、せ、先生……、もうだめっ、熱いっ、熱いですぅ、あぁぁ~」

芯まで熱くなりきった乳首は、もう我慢の限界です。でもその熱源の供給が
止まることはありません。
むしろ蝋を垂らす先生は、その行為に陶酔すらしていたのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土