桃色7Days
15
「あと五発。せいぜい頑張ることね」
黒木先生が、逆さまに持った箒を振りかぶりました。
"ピシッ" というその音は、手で叩く音とは違う,鋭い無機質な音でした。
篠田先生のお尻にはスグに赤いラインが浮かび上がります。
「まぁ、もう赤くなって,綺麗ねぇ」
「い、痛い。痛いわ、メイ」
「だから言ったでしょう。コレはお仕置きだって。それに痛いからイイんじ
ゃない。明里に痛みを与えるのはあたしの快感なの。それに元はといえば、
コレは明里自身がが望んだコトよ。あたしね、あの日のコトが今でも忘れら
れないの……」
そして黒木先生の、短い思い出話が始まった。
「二人で飲みに行ったあの日、飲み過ぎたあなたはあたしの家に泊まること
になって……。家に着くなりあなたはあたしのベッドに倒れ込んで……」
「メイ、そのあの日のコトはもう忘れてよ」
「無理よ,忘れられなるわけ無いじゃない。ベッドに倒れ込んだあなたが始
めたコト。なんだっけ? それこそ忘れてないでしょうねぇ」
「そ、それは……、オナニー……、よ」
「そう、よく言えたわねぇ。あなたはあたしのベッドでオナニーを始めた
の。その時の驚きったら無かったわ」
「酔ってたのよぉ~、アノ時はぁ……」
「そりぁね、今の関係が成り立ってるならイザ知らず、あの時はまだ、職場
の同僚程度の関係でしょう」
「だからぁ」
それで止めさせようとしたあたしに抱きついて、あなたなんて言った?
「虐めて……? だったかしら。もう憶えてないわ……」
「そう、虐めてっていったのよ。虐めて、責めて、いたぶってって……」
「もう分かった、もういいわよ、メイ」
「だめよ。そしてあなたは勝手に素っ裸になって、お尻をあたしに向けて、
叩いてって……。あたしどうすればいいのよ」
「謝るから、もう赦して……」
「叩いたわよぉ、だってしょうがないでしょう」
「メイだって酔ってたでしょう」
「そうよ、あたしだって酔ってた。でもあなたがそう言うから叩いた。叩い
たらあなた、なんか悶えだして……」
「だってぇ、こういう性癖だからぁ……」
「そうよねぇ、レズのあなたを叩いてくれるレズなんて、あたしくらいしか
いないものねぇ」
「そうよ、あたしにはメイしかいないの」
「男じゃダメ。でも叩いて欲しい。考えてみれば我が儘な女よね」
「スパンキングが好きなの。叩かれるのが好きなのよ」
「あなたはドM。そしてドMなあなたは恰好の女を見つけたってワケだ」
「そんな言い方しなくても……」
「いいわよぉ、叩いてあげる。いくらでも……、いくらでもね」
そしてあの日から、あたし達は秘密のパートナーとなった。
「明里。あたしね、覚醒したみたい。あなたのおかげで女をいたぶるこの快
感を知って。そしてあなたのおかげで、実はあたしも女が好きだったってコ
トに気が付いた
「メイ……」
「どこかで分かってたケド、認めたくなかったのね。でももう認めざるを得
ない。あたしも女が好き。そしてこうやって虐め抜くのが大好き」
「嬉しいわ。ホントに嬉しい」
「でも,仕事中はダメよ。絶対だめ。学校でするのもコレが最初で最後。今
後はどちらかの家でしましょうね」
「分かってる。今日はあたしが我が儘言ったんだもん。ごめんなさい」
「でも学校でするのって、ドキドキするわね……」
「うん」
そしてまた、黒木先生が箒を振りかぶった。
「あと五発。せいぜい頑張ることね」
黒木先生が、逆さまに持った箒を振りかぶりました。
"ピシッ" というその音は、手で叩く音とは違う,鋭い無機質な音でした。
篠田先生のお尻にはスグに赤いラインが浮かび上がります。
「まぁ、もう赤くなって,綺麗ねぇ」
「い、痛い。痛いわ、メイ」
「だから言ったでしょう。コレはお仕置きだって。それに痛いからイイんじ
ゃない。明里に痛みを与えるのはあたしの快感なの。それに元はといえば、
コレは明里自身がが望んだコトよ。あたしね、あの日のコトが今でも忘れら
れないの……」
そして黒木先生の、短い思い出話が始まった。
「二人で飲みに行ったあの日、飲み過ぎたあなたはあたしの家に泊まること
になって……。家に着くなりあなたはあたしのベッドに倒れ込んで……」
「メイ、そのあの日のコトはもう忘れてよ」
「無理よ,忘れられなるわけ無いじゃない。ベッドに倒れ込んだあなたが始
めたコト。なんだっけ? それこそ忘れてないでしょうねぇ」
「そ、それは……、オナニー……、よ」
「そう、よく言えたわねぇ。あなたはあたしのベッドでオナニーを始めた
の。その時の驚きったら無かったわ」
「酔ってたのよぉ~、アノ時はぁ……」
「そりぁね、今の関係が成り立ってるならイザ知らず、あの時はまだ、職場
の同僚程度の関係でしょう」
「だからぁ」
それで止めさせようとしたあたしに抱きついて、あなたなんて言った?
「虐めて……? だったかしら。もう憶えてないわ……」
「そう、虐めてっていったのよ。虐めて、責めて、いたぶってって……」
「もう分かった、もういいわよ、メイ」
「だめよ。そしてあなたは勝手に素っ裸になって、お尻をあたしに向けて、
叩いてって……。あたしどうすればいいのよ」
「謝るから、もう赦して……」
「叩いたわよぉ、だってしょうがないでしょう」
「メイだって酔ってたでしょう」
「そうよ、あたしだって酔ってた。でもあなたがそう言うから叩いた。叩い
たらあなた、なんか悶えだして……」
「だってぇ、こういう性癖だからぁ……」
「そうよねぇ、レズのあなたを叩いてくれるレズなんて、あたしくらいしか
いないものねぇ」
「そうよ、あたしにはメイしかいないの」
「男じゃダメ。でも叩いて欲しい。考えてみれば我が儘な女よね」
「スパンキングが好きなの。叩かれるのが好きなのよ」
「あなたはドM。そしてドMなあなたは恰好の女を見つけたってワケだ」
「そんな言い方しなくても……」
「いいわよぉ、叩いてあげる。いくらでも……、いくらでもね」
そしてあの日から、あたし達は秘密のパートナーとなった。
「明里。あたしね、覚醒したみたい。あなたのおかげで女をいたぶるこの快
感を知って。そしてあなたのおかげで、実はあたしも女が好きだったってコ
トに気が付いた
「メイ……」
「どこかで分かってたケド、認めたくなかったのね。でももう認めざるを得
ない。あたしも女が好き。そしてこうやって虐め抜くのが大好き」
「嬉しいわ。ホントに嬉しい」
「でも,仕事中はダメよ。絶対だめ。学校でするのもコレが最初で最後。今
後はどちらかの家でしましょうね」
「分かってる。今日はあたしが我が儘言ったんだもん。ごめんなさい」
「でも学校でするのって、ドキドキするわね……」
「うん」
そしてまた、黒木先生が箒を振りかぶった。