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あなたの燃える手で

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百合の宿 卍庵

32
「立花様の苦しそうなお顔、とっても綺麗。だからもっと苦しんで頂い
て。もっと綺麗に、もっと素敵になって頂きますわ」
「そんなっ、女将さん、あたし、あたしもう逝きたい……」
「まぁ、もう? 我慢の限界を迎えてからが生殺しでございますよ」
わたくしは余裕綽綽で苦しそうな彼女の顔を眺めておりました。

快感スポットで指を僅かに動かすだけ。それもほんの少し動かすだけで、
立花様はもう……。
「あぁぁ~いいぃぃ~感じるっ、感じるっ、あぁぁ~気持ちいいぃぃ~」
「そうで御座いましょう。ココを丁寧に丁寧に責めて参りますよ」
「あぁ~いいぃ~、凄くいいぃ~、あぁ~いいぃぃ~感じるぅぅ~」
「あらあらっ、もうですかぁ?」

わたくしはそう言いながらも、指先を前後左右に微妙に動かし、最も敏感
に反応する一点。あえて言うならツボのような一点を探しているので御座
います。でもそれは立花様の体がちゃんと教えてくれます。なにしろ隠し
ようのない、嫌でも反応してしまう快感スポットなのですから……。

「あぁぁ~女将さん、ソコっ、ソコですぅ、ソコソコソコぉ~」
「んん? ココ? それともこっち……?」
「あぁ~いいぃ、ソコも、そっちも、あぁぁ~いいぃ、いいぃですぅぅ」
「もっと奥はいかがで御座いますか? ほらっ、この辺は……」
「あぁ奥も、奥もいいぃ~」
「まぁ、うっふふふっ。どこもかしこも感じて……。なんてイヤラシイ体
なんでしょう」
そして見つけました。最も敏感なツボのような一点を。
わたくしはソコに中指の先をピッタリと当てました。


あたしの快感スポットを責めながらも、なにかを探し回る様に動き回って
いた女将さんの指が、ある場所でピタリと止まりました。
ソコは他とは違う、ある意味今まで以上に快感が走る場所でした。同じ力
でもより感じるというか、まさに快感のツボなのでした。
「あぁぁ~、ソコっ、ソコっ、ソコソコっ、あぁいいぃ~感じるぅぅ~」
「どうやら当たった様ですね。矢が的のド真ん中に……」
そうです。的には当たっていた矢が、等々ド真ん中にに当たったのです。
「はい。まさに、あぁソコ、ソコですぅ。あぁ~だめっ、ひぃぃ~」
女将さんの指はもうそこから動きません。それどころか、いつもはゆっく
りとやっってくる絶頂が、一気に近づいてきたのです。

「あぁ、どうして。どうしてこんなに早く……」
「どうかしました?」
「なんか、なんかもう逝きそうで……、あぁぁ~いいぃぃ~」
「それは宜しゅう御座いました。わたくしも焦らし甲斐がありますわ」
「そんなっ、女将さん、このまま逝かせてください」
「だめですわ。ゆっくりじっくり……。ほぉ~らっ、ココ、ココココ」
「あぁぁ、だめっ、ソコはだめっ、だめだめっ、あぁ逝くぅ~」
「ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、ほぉ~らっじっくりと。ふっふふふっ……」
「んぁぁぁ~、だめっ、逝きたい、逝きたいですぅ~」
「まですわぁ、まだまだ……」
「でもっ、でもぉ~。あぁぁだめっ、逝くっ、逝きそうぅ~」
「もっともっと感じて、もっともっと逝きたくなったら……」
「そしたら、そしたら、逝かせてくれますか。あぁぁん、あぁぁ~」
「さぁ、どうでしょう。うふふふっ」
「そんなっ、そんなっ」
「そうそう、そのお顔。そのお顔ですわ。あぁ綺麗なんでしょう」
「あぁぁ~女将さん、もう、もう逝かせてくださいぃ」
「そんなもったいない。もっともっと苦しんで頂いて……」
女将さんはあたしの顔を、ほぼ真上から覗き込むと。
「その綺麗なお顔、ずっと拝見していたいですわぁ」
そう言ってニヤリと微笑んだのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土