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あなたの燃える手で

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百合の宿 卍庵

31
両手で太腿の裏を持ち、膝を抱え込んだあたしのソコに、女将さんの指が
二本差し込まれ、その指先が敏感なスポットを責め始めたのです。
「あとどれくらいで逝きそうなのか、手に取るようにわかりますわ」

そして女将さんは更にこう続けたのです。
「立花様には申しましたかしら、この宿のモットーは、 "女によって長時
間じっくりともたらされる快感、悦楽" だと……」
「聞いた様な、気もします」
「そうですか。ですので……、そうさせて頂きますわ」
「えっ……? そうさせて……、って?」
「ですから、このまま長時間ですわ」
「このまま? このままって、まさか逝けないままじゃないですよね」
「もちろん逝けないままですわ。つまり、な・ま・ご・ろ・し・ですわ」
「そんなっ、生殺しはいや、いやです」
「あらっ、ヒメユリを生殺しにした時は、随分と楽しんでおられたご様子
でしたけど?」

確かにあの時は、責める楽しさに目覚めた感がありました。でも……
「あの時は、ヒメユリちゃんにフィストファックをする流れで……」
「でも他にも選択肢はありましたわ。鞭で打つことも、蝋燭を垂らすこと
もできた。他にもバイブもローターもあったはずでございます」
そう言われれば確かに……。 "自分がされたら堪らないことをしてやれば
いい" と言われて、あたしは生殺しを選んだ……。そうか、だから……。
「今度は立花様の番ですわ」
「でもあたし、生殺しは本当に辛くて……、だから……」
「だからいいんですわ。辛ければ辛いだけ、それが快感となりますわ」
そして女将さんの指が、またあたしのスポットを責め始めたのです。
「あぁぁ~いやぁぁ~、いやですぅぅ~」


やっぱり、立花様の最大の弱点は "生殺し" でございました。
「脚を下ろして頂いて結構でございますよ」
その言葉に立花様は抱え込んでいた両膝を下ろし、布団の上に伸ばした
ので御座います。
わたくしはその脚を拡げ、更に股間に近づきました。そして脚を閉じられ
ない様に抑えると、スポットに当てた指を動かしたので御座います。
「うふふっ、ココでございましょう?  ほらっ、ココココ」
「はぁぁ~、あぁぁ~いいぃ、あぁいいぃ~感じるぅ」

何度も言ってしまいますが、立花様はホントに敏感で御座います。もうそ
れは敏感の上、過敏、その上の言葉があるなら教えて欲しいくらいです。
でもそんな体を嬲れる楽しみ、いたぶれる満足感は、他に変えがたいもの
があります。

「ほらっ、ほらっココ。堪りませんでしょう? ほらっ、ほらっ」
「あぁぁ、ソコ、ソコですぅ~、あぁぁだめっ、だめぇぇぇ~」
堪らないと言えば立花様のこのお顔。泣きそうで、苦しそうで、眉間にシ
ワを寄せたこの苦悶の表情が、わたくしもう堪りませんの。
「ひぃぃ~、あぁだめっ、もう、もう、あぁぁだめっ、だめぇ~」
「そうそう、そのお顔ですわ、立花様。その苦しそうなお顔。わたくしそ
のお顔が大好きで御座いますの。だからもっともっと苦しめて差し上げま
すわ。だってそうすればそのお顔、もっと綺麗に、もっと素敵になるんじ
ゃございませんこと……、ねぇ。うっふふふ」
「そんなっ、女将さん、あたしもう、もう逝きたい……」
「まぁ、もうそんなこと仰って。生殺しはまだ始まってませんわ。感じて
感じて、逝きたくて逝きたくて堪らなくなって、我慢の限界を迎えてから
が本当の生殺しでございます。今の状態ではまだまだで御座いますねぇ」

無意識に閉じようとする立花様の両足。そんな足を押さえつけ、わたくし
は余裕綽綽で苦しそうな彼女の顔を眺めておりました。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土