あなたの燃える手で

7
モナリザはあたしの顔を見上げながら、指先のクリクリを始めました。
「あぁぁ～、だめっ、やめてっ」
「ココだろう、ココココ……、ひっひひひひっ」
「あぁぁ～、ソコっ、ソコは、ソコはやめてっ」
でも中指の指先は、ソコを意地悪くクリクリとほじくってくるのです。
「ほらっ、ほらほらほぉ～らっ」
「ひぃぃ～だめっ、やめてっ、やめてぇぇ～」
「んん～、堪らないねぇ～、ほぉ～らっ、ほぉ～らまだまだ」
「あぁぁ、あぁぁぁ～、あぁぁだめぇぇ～、お願い、やめてぇ」
なにをされても、X字に磔にされあたにはどうしようもありません。せい
ぜい首を振るか、両手を握りしめることぐらいしか出来ないのです。それ
なのに、モナリザの右手の中指、その指先のクリクリは止まる気配はあり
ません。
「気持ちいいのかい？」
そんなことを聞かれるまでもなく、今のあたしは喘ぎ声を上げ、アソコは
トロトロに濡れきっているのです。
「そうだ、クリも一緒に嬲ってやるとしようか」
「えっ、そんなっ。いやっ、それはやめてっ」
こんなに感じているのに、この上クリまで責められたら……。
でもモナリザは、左手であたしのクリをチョンと摘んだのです。
「おやおや、プックリと膨らんで、ココも敏感そうだねぇ」
「いやっ、いやっ、触らないでっ」
「どれっ、まずは皮を剥いて……」
「いやっ、やめてっ」
その指先は皮を根元まで剥き上げ、あたしのクリは完全に丸裸にされてし
まったのです。
「綺麗な色だねぇ～、ピンクのルビーみたいだ。どれ、舐めてみようか」
するとモナリザはあたしの顔を見上げながら、口を股間に近づいてきたの
です。
「いやぁぁ～、いやよぉ～、やめてぇぇ～」
しかし紅い唇の間から、濡れた舌がゆっくりと伸びたのです。
「ひっひひ……」
「いやっ、いやよぉぉ～」

モナリザの柔らかく生暖かい舌が、あたしのクリを舐め上げました。
その瞬間、甘美な海に沈んでいくような、淫らな音符にどこまでも突き上
げらるような、そんな果てない快感に包まれたのです。
「あぁぁっ、あぁぁ～いいぃぃ～」
「どうだい？　気持ちいいだろう？」
「か、感じるっ、感じちゃうぅ」
「いいんだよ、それで。もっともっと気持ちよくおなり。たっぷりと舐め
てあげるからね」
モナリザは先を尖らせた舌を小刻みに動かし、剥かれたクリをチロチロと
嬲り始めました。ザラつきながらも柔らかな舌が、あたしを新たな快感へ
と誘うのです。
「ひぃっ、ひぃぃ～だめぇぇ～」
あたしが堪らず仰反ると、今度は唇を尖らせ、真空ポンプのように "チュ
ーチュー" とクリを吸い上げるのです。
そして右手は、ここぞとばかりにGスポットをクリクリと……。
「あぁぁ、いやっ、だめっ、やめてぇぇ～」
「美味しいねぇ、お前の蜜はぁ。ほらっ、どんどん出てくるよぉ」
でもそれは自分の意思とは関係ない体の反応です。だからあたしにはどう
しよもないのです。