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あなたの燃える手で

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訪問販売員 梨々香

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わたくしは花道の家元、一条彩香様のお宅にお邪魔いたしております。
大きな純和風建築のお屋敷に、一条様はお弟子さんの桃華さんと住んでお
られます。仕事の性格上、二人の方と同時にお会いするということは大変
珍しいことで御座いまして、一体どうなることやら、大変楽しみにしてお
ります。

ここでお二人の容姿をご紹介しておきたいと思います。
まずは一条様。
年の頃は四十路の坂を少し登った辺りでしょうか。
どちらかというとキツネ顔に近い日本的な美人です。下ろせば長そうな黒
髪をアップにまとめ、お化粧もごく薄いものです。
薄緑のお着物をお召しになられ、体の線はわかりかねますが、それでも張
り出した胸は大きく、袖からチラチラと見え隠れする腕は白く、その手か
らはこれまた白い指がスラリ伸びていました。
一条様の体を想像するに、おそらくその体型は無駄な肉など付いていない
中肉中背。かと言ってそれほど引き締まった感じでもありませんが……。

そして桃華さん。桃華ちゃんかな?
年の頃は、二十代後半かと思われます。栗毛色の髪を肩の長さで切り揃
え、そのお顔はどちらかというと可愛いタヌキ顔です。
桃華さんも薄桃色のお着物を召されているため、体の線はわかりかねます
が、それでも一条様に比べ、やや太めのようです。これは彼女の名誉のた
めに言っておきますが、太めと言っても決して "デブ" ということではあ
りませんので念のため……。

「百合川梨々香……。可愛らしいお名前ねぇ」
「ありがとうございます」
「ねぇ、梨々香って呼んでもいいかしら」
「もちろんで御座います」
「あたしたち、同族みたいなもんだし。あたしのことは彩香でいいわ」
「はい……。」
「それじゃ梨々香、見せて頂戴。そのトランクの中身……」
「はい。それでは」

わたくしは "おもちゃ箱" と呼んでいるトランクと開けました。
中身はご想像通り、バイブ、アナルバイブ、ローター、ムチ、ロウソク、
縄、手枷、足枷、口枷、貞操帯、浣腸器と浣腸液、媚薬、筆、尿道ブジー
など、様々な商品が溢れかえっています。

「まぁ。凄い。何でもあるのね。全部欲しくなっちゃうわ」
「どれでも好きなモノをお選びいただいて……」
「そうねぇ、使ったことないモノがいいかしら? ねぇ、桃華」
「は、はい。先生……」
「使ったことのないモノ……? で御座いますか?」
「そうねぇ、見てもらったほうが早いかしら。桃華、着物を脱いで……」
「えっ? でも、百合川さんが……」
「大丈夫よ。この人はあたし達と同じ……。ねぇ、梨々香」
「はい」
どうやら向こうは向こうで、わたくしを見抜いているようです。
「先生、本当に脱ぐんですか?」
「そうよ。脱ぎなさい桃華。梨々香の前で丸裸になりなさい」
桃華ちゃんはわたくしに背を向け、恥ずかしそうに着物を脱ぎ始めまし
た。サラサラと衣擦れの音を立てながら、着物が花びらのようにハラハラ
と床に落ちていきました。

桃華、あなたは二人の魔女に、ピッタリの生贄ね。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土