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あなたの燃える手で

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白い魔女 6

24
「それでは、三十分後に参りますので……。それから、院長から聞いてます
よ。貞操帯をつけた日の診察室での、で・き・ご・と」

そして三十分後、雪絵が現れた。彼女は隔離室のドアを閉め鍵を掛けた。
これでこの病室は完全に外界とは隔離されたことになる。

そして雪絵は、また貞操帯の鍵を摘んで見せた。
「青山さん、あなたと院長とのコトは、この三人だけの秘密です」
「本当……、に、ですか……」
皐月の顔は不安げに曇っている。
「それじゃこう言えば安心ですか。あたしも女が好きなんです」
「本当に? 本当ですか……、婦長さん」
「今更こんな嘘つきませんよ。だからあたしが青山さんの担当に」
「そうなんだ、婦長さんが。なんだかあたし……」
雪絵のカミングアウトで、皐月の顔に光が差した。
「さぁ、それじゃ裸になって」
「えっ……」
「あたしの言葉は、院長の言葉ですよ。あたしに逆らうことは許されず、何
でも受け入れること。と契約書にあったはずですよ」
「は、はい。すみません」

皐月はそそくさと寝間着を脱ぎ始めた。下着は付けていないため、彼女はあ
っという間に全裸になった。全裸といっても、分厚い革の貞操帯は付けてい
る訳だが。

「それではこちらに……」
雪絵は皐月をカーテンの向こう側。手術台のあるスペースへと誘った。
「それでは、こちらに横になっていただいて」
「えっ? こっちですか? これって……」
それは手術台ではなく、その横に置かれた見慣れないものだった。
「これは分娩台ですよ」
「分娩台……、ですか」
見た目あちょっとしたベッドだ。しかし足を置く部分や、左右にある手すり
は通常のベッドとは違っていた。
「はい」
皐月は言われるままに、分娩台に仰向けに横たわった。
「はい、手はこうねぇー」
皐月の両手は、左右の手すりにある手枷に繋がれた。
「あのう、これはぁ……」
「はい、足をここに置いて、そう……。はい、そうですよ」
分娩台の足置き。そのペダルのような部分に足を乗せるだけで、かなり股間
を開くことになる。しかもその足も、そこにある足枷に繋がれてしまった。
「うふふっ、どうです? 両脚を大きく開いて、貞操帯が丸見えですけど、
恥ずかしいですか?」
「は、はい……」
なるほど。確かにこの女はMだ。院長の話ではかなりのドMらしいが……。
「では上半身だけ起こしますよ」
雪絵が脇にあるボタンを押すと、皐月の上半身が起き上がり、彼女は椅子に
浅く腰かけたような格好になった。

「あぁ、こんな、格好」
「お産の時はみんなこんな格好ですよ。別にそんなに辛くないでしょう?」
「は、はい」
とは言え、やはりこの大股開きは恥ずかしい。
「それじゃ、貞操帯、外しましょうね」
雪絵は鍵を摘むと、皐月の真正面へと近づいた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土