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あなたの燃える手で

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白い魔女 6

21
あたしは外すことのできない貞操帯を、自分のイヤラシイお汁で濡らしてし
まったことに気がついた。このままではコレを外した時に、恥ずかしいシミ
が付いていることになる。
しかし貞操帯には指一本入らない。つまりそのお汁をを拭くことができない
のだ。もちろん鍵がなければ外すこともできない。

二日目、三日目の夜も、あたしは悶々とした夜を過ごした。
あと四日。遅々として進まない時間が、あたしを時の牢獄に閉じ込める。
如月院長は、 "変な気を起こさないで普通に生活してればいいの" って言っ
てたけど、あたしには無理だった。大体変な気を起こさないというのが無
理なのだ。それどころか、あたしの性欲は日毎に募っていく。
触りたい、指を挿れたい。そして思いっきり掻き回したい……。
心ゆくまで快感を味わって、そして悦楽の瞬間を迎えたいのだ。
でもあたしの股間には、分厚い革の貞操帯が……。
そしてまた今夜も、イヤラシイお汁で貞操帯を濡らしてしまった。

四日目、五日目、そして入院前日の六日目。
日々の禁欲による性欲は、最高潮に達していた。あぁどうして一週間後なん
て言ったのか。せめて五日後だったら今頃……。

そして入院当日。
来た、ようやくこの日が。やっと、やっとコレが外せる日が来たのだ。
あたしは嬉々として夢の森病院へと向かった。

夢の森駅東口から線路沿いを五分程歩けば、あの白い病棟に到着だ。
新緑の葉をつけた中庭の大銀杏が、威容を誇るようにそそり立っている。
あたしは正面玄関から中へ入ると受付をし、入院前の諸検査を済ませた。
病室に案内するので検査室で待っているように言われたあたしは、早鐘のよ
うな胸の鼓動を感じながら、小さな椅子に座っていた。
目の前にはカーテンが引かれ、すぐ横の廊下に人の往来を感じる。
五分ほど待ったろうか、ドアノブが回る "ガチャ" という音が聞こえた。
カーテンが引かれ、そこに一人の看護師が立っていた。
「えぇっと、今日から入院される、青山皐月さんですね?」
「はい、青山皐月です」
「それじゃ、病室の方、案内しますね……」
「はい」

あたしは少し早足の彼女の、後ろから付いていった。
彼女は受付の横を通り、エレベーターに乗ると四階のボタンを押した。
すると静かに扉が閉まり、二人だけの空間が生まれる。
「青山さん、院長に診察してもらったんですって?」
「えぇ、はい……」
「そう。ラッキーだったわねぇ。院長はいつも予約でいっぱいだから」
「そうなんですか……」
「あっ、それから申し遅れました。あたくし、青山さんを担当する御堂雪絵
と申します。ここでは婦長をしております。よろしくお願いします」
「婦長さんなんですか。青山です。よろしくお願いします」
互いにペコリと頭を下げた時、エレベーターが四階に到着した。

エレベーターを降りると、あたし達は長い廊下を一番奥まで歩き、一番奥の
ドアの前で立ち止まった。
「ここです」
見ればドアの上には "隔離室" と書かれた札がついている。
「隔離室……?」
「はい。まだできたばかりの病室で、青山さんが初めての患者さんなんです
よ。どうぞ、お入りください……」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土