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あなたの燃える手で

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白い魔女 6

19
「入院当日まで、これを付けて貰うわよ」
真弓は革のTバックのようなものを見せた。
「これは女性用の貞操帯よ」
「貞操帯?」
「そう。これを穿くとね、アソコが触れなくなるの。だからもう女性の制服
姿を見て妙な気分になっても、トイレでこっそりオナニーできないわよ」
「は、い……」
「それから一応言っとくけど、トイレは大も小もできるから……。というわ
けで、パンティ脱いで」
「えっ、あっ、は、はい……」

真弓はその分厚い革のTバックのような貞操帯を、皐月に取り付けた。
最後に鍵を掛ければ、もう自分では脱ぐことはできない。脱ぐには鍵が必要
なのだ。もちろんその鍵は、真弓は入院当日まで預かることになる。

「これで鍵を掛ければ、今日から一週間。禁欲の日々が始まるわ」
「なんか、あたしこんなの初めてで……、不安です」
「大丈夫よ、変な気を起こさないで、普通に生活してればいいの……。そう
いえばさっき、あたしだけ逝っちゃって、あなたは逝ってないけど、逝きた
くない? 大丈夫? 正直に言ってね」
真弓は白衣の前を合わせると、いつもの女医の姿に戻った。そしてそれは同
時に、皐月を刺激する制服姿でもあった。
「そんなっ……、あたしは」
「いいの? 一週間でもあなたには禁欲は辛いと思うけど。鍵を掛ける前の
今なら……」
「だ、大丈夫です」

その返事を聞いて、真弓は貞操帯に鍵をかけた。
その瞬間、皐月のその顔には明らかに後悔の念が見て取れた。
なにしろこのモヤモヤを残したまま一週間、彼女は禁欲しなければならない
のだ。それも貞操帯で強制的に……。
真弓にはそれがゾクゾクくて堪らない。でももう少し煽ってやりたい。貞操
帯を装着した今、物理的というより精神的に……。

「皐月さん、あなたが入院したら、しっかり治療しましょうね」
「はい」
「あなたには特別に個室を用意するわ」
「個室を……?」
「そうよ。新しくできた特別な部屋があるの。その部屋は完璧な防音室だか
ら、どんな音も外には漏れないないわ。わかるわよね、この意味……」
真弓の唇には妖しい微笑が浮かんでいる。
「そんな部屋であなたと二人きりになったら……」
「あぁ、先生、想像してしまいますぅ」
「部屋に入って鍵を掛けてしまえば、二人の声は誰にも聞こえない。たとえ
ドアの外に人が立っていても何にも聞こえないの。二人だけの世界よ」
「先生もう……、あたし……」
「入院しているあなたには時間がある。そしてあたしはこの病院の院長。誰
にも怪しまれない。だから何時間でも楽しめるわ。あなたは何回も何回も絶
頂を味わって、それでも責められて……」
「先生、やっぱりあたし最後に……、逝き、たい、です……」
「だからさっき聞いたのに。鍵をしたらもう外せないわ。言ったはずよ。禁
欲の日々が始まるって。それはもう鍵を掛けた瞬間から始まっているの」
「はい……。わかりました」
青山皐月は、諦めたように返事をした。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土