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あなたの燃える手で

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白い魔女 6

13
『青山皐月』が夢の森駅の東口に降り立ったのは、G.Wも終わりの頃だっ
た。そこから線路沿いを5分ほど歩くと夢の森病院があるが、33歳の彼女
の脚は、5分と掛からず病院に到着した。

元々男に興味のない彼女は、女性の制服姿を見ると、ムラムラとした欲情に
近いものを内に感じるようになっていた。
何故と聞かれてもわからない。どうしてと聞かれても理由はない。とにかく
女性の制服姿を見ると、何かモヤモヤとしたものが自分の中に生まれ、近づ
きたい触りたい、といった衝動にかられるのだ。
その時近くにトイレがあれば、人知れずオナニーに耽ることもあった。
その時の皐月は妄想の中で、決まって女の股間を舐めているのだ。
しかも舐めさせているのではなく、 "舐めさせられている" のだ。
最近ではわざわざトイレを探して入るようになり、さっき見た女をオカズに
オナニーを始めることもしばしばだった。
最近では電車の中で痴漢寸前の行為に及ぶこともあり、もう自分自身を制御
しきれなくなってきていた。
そこでこれは一度病院で診てもらおうと、この病院を訪れたのだった。


看護師たちが忙しそうに目の前を行き来する。そんな病院の待合室で、皐月
は必死に自分を押し殺していた。
今すぐトイレに駆け込みたい衝動にかられるが、今行くわけにはいかない。
それはそろそろ名前を呼ばれる頃だからだ。
そんな時……。
「皐月さぁーん、青山皐月さぁーん」
皐月は名前を呼ばれ、診察室へと入った。

目の前の医師と向かい合って座った皐月は、恥ずかしそうに今の自分の症状
や状況を伝えた。
「そうですか、成る程……。それは困りましたねぇ」
キリッと引き締まった顔に切れ長の目をしたその医師は、モデルのような
体型から伸びた抜群の脚線美の脚を組んだ。それも今日は生足だった。
「いつか犯罪を犯してしまいそうで怖いと……、言うことですね?」
「はい」
俯いて返事をした皐月を見て、医師の薄い唇は酷薄な笑みを浮かべた。
そしてそんな皐月を、氷のような光を放つ二つの瞳で見つめた。
「そうですか」
そう言って医師は、肩より伸びた黒髪を後ろに撫で付けた。
「こういったことは、大なり小なり誰にでもあることです。もちろんウイル
ス等による感染症ではありませんし……」
そんな説明をする医師を、皐月はもうウルウルとした瞳で魅入っていた。
「はい。あたしもそう思い込もうとは……、でも、如月先生のような美しい
方を見るともう……」
「成る程、今の私も確かに制服姿ですからねぇ。早速症状が現れ始めている
と……、言うことですね」
「はい。なんかもう心がソワソワしてしまって……」
「例えばですが、こんなふうに脚を組み替えるところを見ると?」

真弓は膝上のスカートの脚を、大きな動きで組み替えた。それは太ももとス
カートの奥がタップリと見えるように、ワザとらしい程に大きく、そして極
端にゆっくりとした動作だった。
真弓は皐月の目を見ていたが、皐月の目は真弓の股間に釘付けだった。
それを見た真弓は内心ほくそ笑んだ。
この女、楽しめそうだと……。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土