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あなたの燃える手で

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ママと叔母さん

12
椿は全裸になりと、気をつけの姿勢であやめの前に立った。
あやめはそんな一連の行為を、部屋着のまま眺めていた。

「今日はこれを、付けてもらうわ」
あやめは黒い革製の手枷と足枷を持ってくると、それを椿に見せた。
「枷ね……」
そしてそれを椿の手足に巻きつけ、最後にベルトで締めつけた。ちなみに枷に
は金属製のリングが付いている。
「こっちよ」

椿はあやめを連れて窓際に行くと、窓の両端から垂れる縄を掴んだ。縄の先端
にはフックが結ばれており、それを手枷のリングに "カチャリ" と掛けた。
これはこの部屋でプレイをするを為にあやめが作ったもので、縄はカーテンレ
ールのすぐ脇の壁に取り付けた金具に繋がっている。縄の長さは椿に合わせて
調節済みだ。床にも窓から数センチのところに、フック付きの金具があった。

手足の枷にフックが掛けられると、椿は四肢の自由を完全に失った。そんな椿
の目の前には、白いレースのカーテンが昼の日差しに光っている。
あやめは椿の元から離れると、レースのカーテンを勢いよく引いた。これで椿
は全裸の大股びらき、バンザイの格好で外から丸見え状態となった。かなり離
れたところには、同じくらいの高層マンションが何棟が建っている。肉眼では
無理だが、望遠鏡を使えば十分に見ることができる距離だ。

「あぁ、なんか凄く不安だわ。見られてる気がして……」
「そうね。もしかしたら誰かに見られてる……、かもしれないしね」
「もう、やめてよぉ」
「って言うか、今日は友達に連絡してあるの」
「えっ……?」
「ほらっ、あっちに立ってるマンションに住んでる友達。望遠鏡なら見えるか
らって……」
「嘘でしょう?」
「本当よ。あのマンションのどこかに "とあるサークル" があってね、女の人
が集まるんだって……」
「なんなの? そのサークルって?」
「さぁ、詳しくはあたしも知らないんだけどね、とにかくお姉さんはそこから
見られてるってわけ。どこの誰かも知らない誰かに」
「えっ、ねぇ、ちょっと、あやめ……」
「あらっ、どうしたの? 急に恥ずかしくなっっちゃった?」
「だっ、だって……」
「いいじゃない。お姉さんは顔も知らない人達なんだから。街で会ってもわか
らないでしょう。まぁ、向こうはお姉さんの顔も裸も。これから責められる姿
も、全部知ることになるわけだけどね」
「ねぇ、嘘でしょう。嘘なんでしょう?。そうよねぇ、あやめ」
「だから本当だってば。これから電話をするわ。そうすれば信じられる?」

あやめはニヤリと微笑みながらスマホを手にした。
「あっ、どうも、あやめですぅ……。えぇ、はい、はい。あっ、そうなんです
か、それはいいですねぇ。えぇ、もちろん。ちょっとお待ちください」
あやめはスマホを椿の耳に近づけた。
「あなたに挨拶したいって。ねっ、本当でしょう……」
「もしもし、椿さん? ここからよく見えるわよ」

スマホは本当に繋がっていた。ギリギリまであやめの演技だろうと思っていた
椿は、驚きを隠せなかった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土