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あなたの燃える手で

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見えないあなた

とあるサークルで前編
PROLOGUE
そのサークルは、この街の女性だけで構成されている秘密サークルだ。
新人のあたしはそのメンバーも人数も、そしてここが何処かなのも知らない。
それはあたしが目隠しをされているからだ。
入会は全員の承諾が必要で、未入会の人間はそのメンバーも場所も知ることは
許されない。だから未入会のあたしは、まだ目隠しをさているわけだ。
ではどうやってメンバーを募るのか。それは窓口になっている女性が、その人
はレズバーのママさんなのだが、彼女が目星をつけた人だけが、入会の誘いを
受けられるのだ。
元々その気のあったあたしは、なんとなくその店に通っていたのだが、今回そ
のお声が掛かったというわけだ。




待ち合わせはお昼。場所は林立するタワーマンションに囲まれた小さな公園。
そんな公園のベンチに腰掛けていると、後ろから急に声を掛けられた。
「奈々美さんね。時間通りいらしていただいて……」
その声に振り向いたあたしの目に入ったもの、それはママさんの前にある空の
車椅子だった。
「それじゃ、これに座って……」
あたしが車椅子に座ると、後ろからママさんが目隠しをした。
「悪く思わないでね、決まりだから」
目隠しをされると、車椅子はその場でグルグルと数回転した。方向感覚を失っ
たあたしを乗せた車椅子は、何処かのマンションに入った。階数はわからない
が、どうやらかなり上まで運ばれたようだ。エレベーターを降りると車椅子ご
と何処かの部屋に入り、後ろでドアの閉まる音が聞こえた。
ここがどの棟の何階の何号室か、あたしには全くわからない。
「さっ、着いたわ。中へ行きましょう、みんな待ってるわ」
あたしはママさんに片手を取られ、おそらく廊下? を奥へと歩いて行った。
何となく広い空間に通された感じがすると、数名の拍手が聞こえた。その音か
らすると、おそらくそこにいるのは5~6人。多くても10人はいないと思う。

最初に聞こえたのは、ママさんの声だった。
「ようこそ。あたしたちのサークルへ。奈々美さん」
「あっ、はい。奈々美と言います。よろしくお願いします」
ママさん以外の声は、もう誰の声かわからない。
「奈々美さん、可愛い名前ね」
「スタイルもいいじゃない。スリーサイズは?」
「86、58、90です」
するとなんとなく、みんながあたしを囲み始めたのがわかった。
「まぁ、そうなの。見せて……」
誰かがあたしのスカートをたくし上げた。それもショーツが見える程にだ。
「ホントだ。綺麗な足ねぇ」
「胸は86だっけ? どれどれ」
他の誰かが、後ろからあたしの胸を鷲掴みにした。
「うんうん、服の分を差し引いてもそれくらいね」
「あっ、あのう……」
「いいから、いいから、これはあなたの入会試験みたいなものなの」
「ママの調べによると、奈々美さんは従順なネコですって」
「えっ、調べって……?」
「サークルに勧誘する人はね、前々からママが店での会話や見聞きしたこと
で、性格や性癖を分析しているの」
そういえば確かにあの店で、何度かそんな話をママとしたことがある。
「タチかネコかリバか。どんなプレイが好きか、とかね……。奈々美さんはレ
イプが好きって聞いたけど。そうなの? ママ」
「前にお店でね、オナニーの時にそんな場面を想像するって言ってたから」
「まぁ嬉しい。みんなそう言うの大好きよ。ネコちゃん」
「本気で抵抗して、みんなで押さえつけるから。それで無理やり犯されるの」
「恥ずかしい格好で晒しものにして、ゆっくり楽しもうか」
「それもいいけど、焦らして嬲って、じっくり虐めるのもいいんじゃない」
「あぁ~ん、もうあたし濡れてきちゃう」
そしてそんな淫らな会議を締めくくったのは、やっぱりママさんだった。
「それじゃまずはレイプね。それからみんなでいたぶって楽しみましょう」
「賛成~。さすがママ」
「あらっ、ママが一番そう言うの好きなのよ。ねぇ、ママ」
「そうねぇ、好きねぇ。特に奈々美さんみたいな綺麗な人を虐めるのはとって
も興奮するわ」
「ママに責められたら、ヒィーヒィー泣くことになるわよ、奈々美さん」
「大丈夫、痛いことはしないわ。でもママはねちっこいから。ねっ、ママ」
「さぁ、あたしのことはもういいから。始めましょう」
すると何本もの手がシャツやスカートに掛かり、あたしはあっという間にブラ
とショーツだけになってしまった。そしてそのブラも……。
「まぁ可愛いブラ。でも今はいらないわ。さっ、ベッドに行きましょう」
ブラを取られたあたしはベッドに横たわった。するとしばしの沈黙が流れた。
それがみんなが服を脱いでいた時間だったのだと、後で気がついた。

「さぁ、あなたの大好きなレイプよぉ」
誰かのそんな声と共に、ベッドの左右に数人の人が乗った。
「えっ? あのう……」
「さぁ、それじゃレイプスタート」
戸惑うあたしをよそに、突然両腕を万歳のように伸ばされ、そのまま押さえつ
けられた。
「あっ、なに? いやっ、やめてっ、離してっ」
「脚も広げて。大きくね」
「いやあぁぁ~」
あっという間に両手両脚を押さえつけられた。両手両足はそれぞれ一人が押さ
えつけているようだ。これで4人。あと何人いる
のか。すると今度は、あたしの頭が左右から何かに挟まれた。どうやらこれは
正座をした足の間にあたしの頭を挟み込んだものらしい。これであたしは頭さ
え動かすことができなくなった。
「これであなたの喘ぐ顔がよく見えるわ。目隠しがチョット邪魔だけど」
「やめてっ、お願いやめてぇ」
「さっ、ママ。どうぞ……」
「あらっ、みんなで一緒にいただきましょう」
「それではお言葉に甘えて……、いただきまぁ~す」
"いただきまぁ~す" はみんなの声だ。
すると次の瞬間、両乳首と両太ももに舌を感じた。体中をサワサワと羽のよう
なフェザータッチで触られている。でも大事なところはまだ無事だった。
「ここはママにたっぷりと楽しんでいただくの。だからまだ触らないのよ」
「綺麗な体ねぇ。肌も白くてツルツル。足の指も舐めてあげる」
「えっ? ちょっ……。あぁっ、あぁ~」
「ただでさえ大きな乳首が勃起して、こんなに大きくなったわよ。この大きな
乳首、噛んであげる。ほぉ~らっ」
そう言った彼女の前歯が、乳首にゆっくりと食い込んでくるのがわかる。
「あぁっ、いっ、痛っ、あぁ~、あぁぁ~んだめぇぇ~」
「どうしたのぉ? 呼吸が熱い吐息に変わってるわよぉ~」
「あたしは腋の下を……、んん~綺麗に処理してるのね。ご褒美にペロペロし
てあげましょうねぇ」
「あっ、いやっ、そんなところ、恥かしぃ。あぁっいやっ だめっ」
「だめなの? そう。じゃあいっぱい舐めてあげる。ほらっ」
「はぁぁ~、そ、そんなっ、いやっ、だめえぇ~、あぁぁ~ん」
「あらっ、感じてるじゃない」
両膝に10本の指を感じた。その指はショーツのキワまで登ってきた。
「早く見たいわぁ~、あなたのおま○こ」
指はショーツの中に潜り込みたいと訴えるように足の付け根をなぞっている。
「ねぇ、ママぁ、もうやらない? 結局みんなアレが楽しみなわけだし」
「あらそう? そういうことなら、やる……?」
「やりましょう。 "生殺しの刑" を」
「あらっ、あれは "逝き殺しの刑" じゃない?」
「どっちでもいいわよ。それじゃ、チョット準備を……」
次の瞬間ベッドが大きく軋んだ。おそらくママがベッドから降りたのだろう。

ママは1~2分で戻ってきた。
「持ってきたわよ」
ママが何を持ってきたのか、当然あたしには見えない。でもそれほど大掛かり
なものではなさそうだ。
「さぁ、しっかり押さえつけて。動けないようにしっかりね」
両腕担当の2人はあたしの腕を両足に挟み、さらに手首を両手で握った。
両脚担当の2人は膝の上に馬乗りになり、体重を真上からズッシリと掛けた。
あたしの体は大の字というよりはX字に押さえつけられた。その四肢には人間
一人分の重みが掛かり、とても動かせるものではない。
ちなみに頭はまだ、正座した足の間に挟み込まれたままだ。

再びベッドが大きく軋み、ママがベッドに上がったようだ。
ママは大きく広げられたあたしの脚の間にきた。
「それじゃ始めましょうか」
「この責めは辛いわよぉ~。ねぇママ、この人堪えられると思う?」
「さぁ、どうかしら? でも堪えられない方が……。そうでしょう?」
「そうそう、思い出すだけでもゾクゾクしちゃう」
「ねぇ、ママ、もうショーツ脱がしてもいいでしょう」
「いいわよ。なんならハサミあるけど……。使う?」
「うん。貸して」
そんな会話からすぐに、 "シャッキ" っと言う音と共に、あたしのショーツは
切り裂かれ、股間から取り去られた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土