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あなたの燃える手で

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緋色の奥義

其の十六
梟の唇から舌が伸び、お蘭の乳首に触れた。
「はぁぁ~、あぁ~ん」
舌は乳首を転がし、嬲るように弄ぶ。時に唇が吸い上げ、前歯が甘噛をして
は痛みを与えた。
「あぁぁ~いいぃ~、あぁぁ~いいぃ~、あぁぁ~乳首だけで逝きそうぅ」
「おやおや、勿体無い……。どれ、下の方もいただこうかねぇ」
梟は右手をお蘭の股間に持っていき、指先をその亀裂に沿って塞ぐように置
いた。
「おやっ、濡れてるよ。ほらっ」
亀裂を塞いでいた梟の指がググっと押し付けられた。
「これじゃ指が簡単に滑り込むねぇ」
そして二本の指先が、その入り口にあてがわれた。
「ふふふっ、ほぉ~らっ入るよ」
「あっ、あぁっ……、だっ、だめっ」
「おーおー、ヌルヌルだ。ほらっ、奥までこんなに……」
「あぁぁ~いやっ、だめっ、やめてっ、やめてぇ~」
「何言ってるんだい。気持ちいいクセに」
「そんなっ、そんなこと……」
「ほらっ、ここだろう? ここ」
「あぁっ、あぁぁだめっ、そこはっ、あぁ逝くぅ」
「やっぱりねぇ、キュウキュウ締め付けるからスグわかるよ」
「いやっ、いやっ、あぁぁ~だめっ、だめよぉ~逝っちゃうぅ~」
「ほらっ、ここだ、ここ。ここだろう? ほぉ~らっ、ほらほらっ」
「ひぃぃ、ひぃぃぃ~、だめっ逝くっ、逝く逝く逝くぅぅ~」
梟はそんなお蘭の顔を楽しそうに覗き込んだ。
「いやっ、見ないで」
顔を背けるお蘭の顔を、更に追いかける。
「どうしたんだい? 見せておくれよ、逝きそうなお前の顔を」
「いやっ、いやよぉ」
「いいじゃないか、減るもんじゃなし」
梟はお蘭の髪を鷲掴みにして押さえつけ、その顔を正面から見た。
その瞬間。梟の体が硬直したように動かなくなったのだ。
「うっ、な、なんだ。体が……、体が動かない」
そんな梟を、お蘭がニヤリと嗤って見上げた。
「お、お蘭。お前何をした」
「おやっ、何をしたはないでしょう。あなたと同じことよ」
「同じこと……?」
「蛇眼縛」
「蛇眼縛? だと……」
「だって、あたしも蛇の化身だもん」
「なに……?」
梟の体が硬直すると、代わりにお蘭の体に自由が戻った。
「蛇に睨まれたカエル。これでお互い蛇でカエルってワケね。でも蛇眼縛は
より興奮状態にあったほうが強力。つまりここからは攻守交代よ」
「なっ、お蘭、貴様……」
「さぁ、たっぷり可愛がってあげようねぇ」
お蘭は梟の股間に手を伸ばすと、その中に指を入れた。そして自分のされた
ことと同じことを梟にした。
「ほらっ、ここだろう? ここ」
「いやっ、いやっ、あぁぁ~だめっ、だめよぉ~逝っちゃうぅ~」
「ほらっ、ここだ、ここ。ここだろう? ほぉ~らっ、ほらほらっ」
「ひぃぃ、ひぃぃぃ~、だめっ逝くっ、逝く逝く逝くぅぅ~」
しかし次の瞬間、蛇眼縛に掛かったのはお蘭だった。
そしてまた梟が掛かり……。
二人は交互に邪眼爆に掛かり合い、やがて果てていった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土