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あなたの燃える手で

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桃色流星群

33 最終話
夕方に樹が帰ると、入れ替わるように理事長の絹枝がやってきた。もう陽はとっ
ぷりと暮れ、あたりには夜の帳が降りている。

「よろしかったかしら? こんな時間に……」
玄関で靴を脱ぐと、絹枝は部屋に足を踏み入れた。
「もちろんですわ。理事長をお招きできて光栄です」
「まぁ、大げさねぇ。さすがコメンテーターってところかしら?」
「もう、理事長冷やかさないでください。」
「さっきまで樹さんがいたんでしょう?」
「はい」
「楽しめたの?」
「それはもう、ヒィヒィ言わせてあげましたわ」
「そう。それじゃ今度は、あたしがあなたをヒィヒィ言わせてあげるわ」
「はい。お願いします。どうぞ今夜はわたくしを理事長のお好きなように」
「そうね、とりあえず朝までは時間があるものね。でも明日仕事は?」
「週末はいつも夕方のニュースだけですから。大丈夫です」
「それじゃ、ゆっくりと楽しめるわね」
「はい」

そして数十分後、彩乃は大の字にベッドに横たわり、足の間に入り込んだ絹枝
は、大ぶりなマッサージ機を彩乃の肉芽に押し当てていた。
「あぁぁ~、り、理事長、あぁぁ、あぁぁ~逝くぅぅ」
「ふふふっ。いいわよ、逝ってもぉ」
絹枝は肉芽に押し付けたマッサージ機を、捏ねくるようにグリグリと動かした。
「ひぃぃ~、逝くぅ、逝きますぅ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
背中をそらし、腰まで持ち上げて彩乃が逝き果てた。
「そうよ、そうそう、逝ったのね彩乃。でもまだよ。今度は中で逝きなさい」
絹枝は彩乃の蜜壺に指を滑り込ませると、Gスポットを指先で捉えた。
「ココでしょう。ココ。ほらっ、ほぉ~らっ、ほぉ~ら気持ちいい」
「あぁっ、あぁぁ~理事長、だめっ、だめっ、あぁまた、また逝っちゃうぅ~」
「いいのよぉ~、逝きなさい彩乃。今夜は何度も逝かせてあげる。そのかわり強
制的にね。いやって言っても逝かせるわよ。何度も何度も」
「あぁ理事長……、絹枝さん」
「うふふっ、ほらっ、逝けっ、逝け逝け。もっともっと逝きなさい彩乃」
「ひぃぃ~、あぁいやっ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
また彩乃の腰が浮き上がった。


同じ夜。修学旅行に行った娘の澪は、宿泊先のホテルで科学教師の雫と密会し
ていた。
「先生、大丈夫ですか? こんなところで……」
そこは自分たちが貸し切っているフロアの、一つ下の階の女子トイレだった。
「大丈夫よ。このフロアは明日他校が朝から貸し切っているの。だから今夜はこ
の階に宿泊客はいない。つまりトイレに来る人も誰もいないってわけ」
「本当ですかぁ?」
「それにこうして個室に入ってしまえば、心配ないでしょう」
二人は狭い個室に入ると鍵を掛けた。
「それはまぁ……」
「澪……」
雫は澪の頬両手で挟むと、その唇に自分の舌を差し込んでいった。そして舌を絡
めたまま澪の股間に手を伸ばし、濡れた肉芽を薄い布越しに擦りあげた。
「あぁっ、せ、先生……」
「なぁに? ダメよ脚を閉じちゃ。もっと広げなさい。そう」
澪は肩幅以上に足を広げて立った。すると今度は直に雫の手が潜り込み、澪の蜜
壺に指を差し込んできた。
「あぁん、あっ、だめっ、だめですぅ」
「うふふっ、こんなに濡らして。悪い子ねぇ。澪は悪い子。悪い子にはこうやっ
て、指を出したり入れたりしてお仕置きよ」
「あぁ、先生、だめっ、こんなところで……。あぁっ、あぁぁん逝くぅ」
「あらあらっ、悪い子はこんなトイレでも逝っちゃうのねぇ」
「だって、だって、あぁもうだめっ、逝くっ、逝くっ、逝く逝く逝っちゃうぅ」
その声を閉じ込めるように、雫の唇が澪を唇を塞いだ。



EPILOGUE
テレビ画面に、連城彩乃のアップが映し出された。
週末ニュース恒例の、番組最後のコメンテーターのアップだ。このアップと同時
に、局の女子アナが彩乃に簡単な質問をするのが毎回恒例となっている。
「さて、彩乃さんはどんな週末を過ごされますか?」
「そうですねぇ、娘が修学旅行で留守なので、せっかくの一人の時間、家でのん
びりと羽を伸ばしたいですね」
「なるほど」
「それに、今週は色々あって……」
「色々? ですか……?」
「えぇ、色々です。そうそうこの間、電動歯ブラシを買いました」
「へぇ、電動歯ブラシを。どうですか? 使い心地は」
「とっても楽しめ、いえっ、とっても使いやすいですよ。綺麗に磨けますし」
「そうなんですかぁ。あたしも使ってみようかな?」
「それにマッサージ機。あれも一度使うともう手放せない感じで……」
「彩乃さん、なんだかとっても実感こもってますけど」
「えぇ、もちろん。どちらも身を以て使ってますから」
「身を以て……?」
「まぁその話は」
彩乃はそこで話を打ち切ると、カメラ目線で微笑んだ。
「週末は暖かく、お出かけ日和になりそうですね」
「そうですね」
「それでは今週もご覧くださり、ありがとうございました」
彩乃の唇がニヤリと釣り上ると、彼女はそのまま深々と頭を下げた。


ーENDー


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土