桃色流星群
26
彩乃は樹の上半身へと移動した。
樹の上半身は両手を後で縛られ、その縄で二の腕も体の横にピタリと付けて縛ら
れている。両脚のようにベッドには縛り付けらてはいないが、体勢的に自由はな
く、ベッドに縛り付ける必要がないというのが正解だろう。
そんな樹の胸の横に、彩乃は腰を下ろした。
赤い蝋燭には刻一刻とロウが溜まり、零れ落ちるのを今か今かと待っていた。
「大事な連絡を忘れるなんて、本当にダメマネージャーね」
「すみません」
「さぁ、今度は胸よ。でものその前に、乳首を敏感にしてあげる」
彩乃は蝋燭を傾けないように左手で固定すると、右手で樹の乳首を摘んだ。
「あっ、あぁ」
樹の背中は反り返り、その感度の良さを表した。
「相変わらず敏感ね。摘んだだけでどんどん硬くなってくるわよ」
「あぁ、そんな……」
「だって、ほらっ、さっきより大きくなってるじゃない。ねぇ、これって勃起で
しょう。勃起よねぇ」
「そんな、恥ずかしいこと……」
「舐めたらもっと敏感になるのよねぇ、樹」
彩乃の唇が三日月のように割れると、その口が乳首に近づいた。
「あぁっ、あぁだめっ」
しかし唇は乳首だけを "チュル" っと吸い込んだ。
「あぁ~ん」
そしてそのまま吸い上げ、舌で転がしては甘噛みをする。
「あぁぁ、あぁん、だめっ、感じちゃう」
「噛まれるのも、好きなのよねぇ。ほらっ、もっと強く?」
「は、はい、もっと、強く……」
「あらっ、肝心なところが聞こえないわね。もっとどうして欲しいの?」
「もっと……、強く……、噛んで、ください」
「そう、いい子ね。いいわよ。噛んであげる。ほぉ~らっ」
彩乃の前歯が、乳首の真ん中あたりを挟み込んだ。そしてそのままジワリジワリ
と力を加えていく。それはまるで機械のように冷徹だった。
一方、樹の背中はまた反り返っていく。
「あぁぁ、はぁぁ、痛いっ痛いっ、痛いぃぃ~」
彩乃が前歯のギロチンから乳首を解放すると、反り返った背中が元に戻り、荒い
息を肩で繰り返した。
「だめよ、もう一回。ほらっ」
「ひぃぃっ、あぁ、彩乃さん、痛い、痛いぃ……」
そしてまた解放する。
「まぁ、噛まれてこんなにコリコリになって。そろそろ頃合いかしら?」
頃合いとはこのことよ、と言わんばかりに、彩乃は右手に持ち替えた蝋燭を見せ
つけた。
「あぁ、待って、待ってください」
「今は、今はまだズキズキして」
「そう、ズキズキするぐらい痛かったの。そうとわかれば、もう一回念入りに噛
んで、間髪おかずにロウを垂らせば一番辛そうねぇ」
「いやっ、いやっ、いやですぅ」
「うふふっ、だぁ~めっ、覚悟しなさい。い・つ・き」
そして前歯のギロチンが、再び同じ乳首を挟み込んだ。
「ひぃぃっ、ひぃぃ~」
彩乃は唇を閉じると、噛みつきながら乳首を吸い上げた。当然乳首は強制的に充
血していく。
「ひぃぃ~、痛いっ、痛いですぅ、あぁもう、もうだめぇぇ~」
その声が合図となったのか、彩乃はギロチンから乳首を解放すると、0.5秒後に
は溜まっていたロウを一気に乳首に垂らした。赤いロウはマグマのように乳房の
麓へと流れ落ちていく。
「ひぃぃ~、あぁぁっ、あっぁぁ~」
しかし溜まったロウがなくなっても、彩乃は蝋燭を傾け続けた。
「ふふふっ、どう? ほらっ、もっと垂らしてあげる。ほらっ、ほらっ」
反り返る背中。痛む乳首。熱さはそんな乳首に、ジンジンと染み込んでいった。
彩乃は樹の上半身へと移動した。
樹の上半身は両手を後で縛られ、その縄で二の腕も体の横にピタリと付けて縛ら
れている。両脚のようにベッドには縛り付けらてはいないが、体勢的に自由はな
く、ベッドに縛り付ける必要がないというのが正解だろう。
そんな樹の胸の横に、彩乃は腰を下ろした。
赤い蝋燭には刻一刻とロウが溜まり、零れ落ちるのを今か今かと待っていた。
「大事な連絡を忘れるなんて、本当にダメマネージャーね」
「すみません」
「さぁ、今度は胸よ。でものその前に、乳首を敏感にしてあげる」
彩乃は蝋燭を傾けないように左手で固定すると、右手で樹の乳首を摘んだ。
「あっ、あぁ」
樹の背中は反り返り、その感度の良さを表した。
「相変わらず敏感ね。摘んだだけでどんどん硬くなってくるわよ」
「あぁ、そんな……」
「だって、ほらっ、さっきより大きくなってるじゃない。ねぇ、これって勃起で
しょう。勃起よねぇ」
「そんな、恥ずかしいこと……」
「舐めたらもっと敏感になるのよねぇ、樹」
彩乃の唇が三日月のように割れると、その口が乳首に近づいた。
「あぁっ、あぁだめっ」
しかし唇は乳首だけを "チュル" っと吸い込んだ。
「あぁ~ん」
そしてそのまま吸い上げ、舌で転がしては甘噛みをする。
「あぁぁ、あぁん、だめっ、感じちゃう」
「噛まれるのも、好きなのよねぇ。ほらっ、もっと強く?」
「は、はい、もっと、強く……」
「あらっ、肝心なところが聞こえないわね。もっとどうして欲しいの?」
「もっと……、強く……、噛んで、ください」
「そう、いい子ね。いいわよ。噛んであげる。ほぉ~らっ」
彩乃の前歯が、乳首の真ん中あたりを挟み込んだ。そしてそのままジワリジワリ
と力を加えていく。それはまるで機械のように冷徹だった。
一方、樹の背中はまた反り返っていく。
「あぁぁ、はぁぁ、痛いっ痛いっ、痛いぃぃ~」
彩乃が前歯のギロチンから乳首を解放すると、反り返った背中が元に戻り、荒い
息を肩で繰り返した。
「だめよ、もう一回。ほらっ」
「ひぃぃっ、あぁ、彩乃さん、痛い、痛いぃ……」
そしてまた解放する。
「まぁ、噛まれてこんなにコリコリになって。そろそろ頃合いかしら?」
頃合いとはこのことよ、と言わんばかりに、彩乃は右手に持ち替えた蝋燭を見せ
つけた。
「あぁ、待って、待ってください」
「今は、今はまだズキズキして」
「そう、ズキズキするぐらい痛かったの。そうとわかれば、もう一回念入りに噛
んで、間髪おかずにロウを垂らせば一番辛そうねぇ」
「いやっ、いやっ、いやですぅ」
「うふふっ、だぁ~めっ、覚悟しなさい。い・つ・き」
そして前歯のギロチンが、再び同じ乳首を挟み込んだ。
「ひぃぃっ、ひぃぃ~」
彩乃は唇を閉じると、噛みつきながら乳首を吸い上げた。当然乳首は強制的に充
血していく。
「ひぃぃ~、痛いっ、痛いですぅ、あぁもう、もうだめぇぇ~」
その声が合図となったのか、彩乃はギロチンから乳首を解放すると、0.5秒後に
は溜まっていたロウを一気に乳首に垂らした。赤いロウはマグマのように乳房の
麓へと流れ落ちていく。
「ひぃぃ~、あぁぁっ、あっぁぁ~」
しかし溜まったロウがなくなっても、彩乃は蝋燭を傾け続けた。
「ふふふっ、どう? ほらっ、もっと垂らしてあげる。ほらっ、ほらっ」
反り返る背中。痛む乳首。熱さはそんな乳首に、ジンジンと染み込んでいった。