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あなたの燃える手で

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白い魔女

52
「いやぁ~何するのぉ?」
「んん? ここを開いてあげるのよ。強制的にね」
真弓の手にした肛門鏡は、その姿をゆかりのアナルの中に隠した。
「いやぁ、いやよぉ。そんな事やめてぇ」
「無駄よ。どんなに括約筋を閉めても。ほらほらっ、開いていくわよ」
自分の意志に反して3方向に拡がってゆくアナル。これ以上拡げられたら、
その内容物をイヤでも垂れ流すことになる。
「大丈夫よ、吸収剤は臭いはしないから。安心して垂れ流しなさい」
「ああぁ、ああぁもうだめぇ出ちゃうぅ~」
拡げられたアナルから、高分子吸収剤がボタボタとシートの上に流れ出した。
「ほら、よく見なさい。あのモニターを」
「いやぁ」
思わず目をそらし俯くゆかり。
その髪を掴んで首を引き上げる真弓。
小降りのテーブルに抱きつくように固定されたゆかりは、大画面モニターに
映し出されるその痴態を、目の当たりにした。
それから20分後、ゆかりはようやく全ての吸収剤を出しきった。
「今夜はここまでよ。そろそろ帰らなきゃ」
シャワーを浴び終えたゆかりのそう言うと、真弓は赤い革のキーホルダーを
手に、院長室を出ると駐車場へと向かった。



沙也加の歩く廊下の窓から見える、暗い中庭にそびえ立つ大銀杏は、相変わ
らず魔王のようなシルエットを見せている。
夜勤のナースと申し送りを終えた沙也加は、千鶴の病室を訪れた。
眠っているかもしれない千鶴を気遣い、そっとドアを開ける。
「あっ、近藤さん。んん、沙也加」
「どうしたの? 眠れないの? お腹空いた?」
聴きながら千鶴の元に歩み寄ると、ベッドの脇の椅子に腰掛けた。心配げな
顔で千鶴を見つめる。
「沙也加こそ、まだ帰らないの?」
千鶴の潤んだ瞳が沙也加を見つめ返した。
「もう帰るわよ。着替えたらね。ねぇ千鶴。何か心配事があったら遠慮しな
いで言ってね。あたしで出来ることは何でもするから」
「うん。ありがとう。実は……」
「うん? なぁに?」
千鶴は両手で沙也加の右手を握った。
「ううん。何でもない。でも、そのうち言うかも」
「そう。言いたくなったら言って。それじゃ、あたし帰るわね」
「うん。おやすみなさい」
「おやすみ。千鶴」
病室を出た沙也加は、赤い革のキーホルダーを手にした真弓とすれ違った。
「院長まだ居たんだ? 何してたんだろう? まいっか」
沙也加はそのまま更衣室へ向かった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土