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あなたの燃える手で

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夢の森鍼灸院

Episode 2-2
チュンリーは麗子の両腕を水平に、両脚はベッドの幅いっぱいに拡げた。ベッ
ドといってもそれは硬い施術台であり、一般に言うそれとは違う。幅もやや狭
く、麗子の脚は肩幅よりやや広い程度だ。
それでも麻天のツボで全身が麻痺したその体は、まさに生ける人形に変わりは
なかった。

「どうです? たった2本の鍼で動けなくされた気分は。次は快天のツボ」
「快天……、のツボ……?」
「はい。このツボに鍼を入れると、全身が性感帯になりますよ」
「まぁ、そんなコトが……」
チュンリーは麗子の両脚の付け根、ちょうど太腿のリンパの辺りに鍼をそれぞ
れ1本ずつ刺した。相変わらず痛みはないが、今回は麻天のツボの時のように
自覚は出来なかった。
「これで全身が……?」
「はい、もう立派なお人形です。それもとっても敏感な……」
チュンリは両手の指先だけで、そっと麗子の鎖骨に触れた。
「あっ、そんなところが感じるわ」
「そうですよ。あたしに触られるところ全て感じるんです。それが裏経絡」
「裏経絡……。そう言えば良子がそんなコトを言ってた」
チュンリーの10本の指は、サワサワと麗子の全身をくすぐるように這い回っ
た。鎖骨から脇腹、腰、太腿、膝から足首。そして太腿の内側をイヤラシく触
り、お腹から乳房を下から上り、乳輪の回りで焦らすように輪を描く。首筋は
左右から包み込むように指がくすぐった。
指が足の先まで達することには、麗子の蜜壺はヌルヌルに潤っていた。

「あぁ~、ホントにこんなに感じるなんて……、嘘みたい……」
「まだ触ってない乳首がこんなにピンピンになって……」
チュンリーはその硬くシコリ起った乳首をチョンと摘んだ。
「あぁぁっ」
麗子の動かぬ体がブルッと震える。
「あぁ、それだけで……、凄く感じるわ」
「うふふっ、そうですよ。じゃあ、こうされたらもっと感じるかしら?」
チュンリーは、過敏になった乳首を舌先でチロチロと舐め始めた。
「あぁっ、あぁぁ~ん、だめっ、だめっ、あぁぁ~ん凄いぃぃ~」
その快感は、動かぬ背骨がアーチを描こうとするほどだった。
チュンリーは麗子の乳房を鷲掴みに潰すと、ひしゃげて飛び出した乳輪をカリ
カリと引っ掻き、更に前方へと突き出した乳首を甘噛みした。
「あぁぁ~それだめっ。あぁぁ~感じるっ、あぁっ、あぁ~んイイィィ~」
「まぁ、嬉しいです。そんなに感じていただいて……」
「あぁ、凄いわねぇ、裏経絡って」
「それでは……、裏経絡の神秘的な力も味わっていただきます」

チュンリーは麗子の両膝を曲げ左右に開いた。すると脚はそのまま固まったよ
うに動かなくなってしまう。やはり動かせないのは自分だけらしい。外からの
力には自由に動かせる。麗子は彼女が人形と言った意味も判る気がした。

「神秘的な力?」
「はい……」
チュンリーは右手に新たな鍼を右手に持った。指先に摘まれた鍼は鈍く銀色に
輝いている。そして鍼を持った手は、そのまま麗子の股間へと近づいた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土