5 舌を絡める美穂と美琴を、あんず "ジッ" と見ていた。しかしそれがあんずの記憶には残るコトはない。長いキスが終わると、美穂はあんずの催眠を解いた。するとあんずは元の元気なあんずに戻った。「先生、あたしなんにも覚えてないんだけどぉ、少しは眠れるかなぁ?」「そうねぇ、さすがに一回だけじゃねぇ」あんずは次回の予約をすると帰って行った。美琴はあんずを見送ると玄関の鍵を掛け、2階に上がって美穂の寝室に入った。...