2 「催眠術なら眠ってる間に治っちゃいそうでしょう。ねっ、先生……」そう言って美穂を見つめたあんず。大きな瞳に少し尖らせた唇。それらは薔薇の蕾のように可憐だった。あぁ、可愛い、なんて可愛いの……。濡れた瞳にその唇。柔らかいんでしょうね。唇だけじゃない。身体中どこを触っても柔らかそう……。触ってみたいわ。うぅん、触るだけじゃダメ。それだけじゃモノ足りないわ。その時美穂の胸に、悪戯心というにはあまりに淫らな...