7麗子の指が乳房へと移った。五本の指が両乳房をサワサワと横無尽に動き始めた。しかし乳首には触らない。乳輪の上を通過しても、乳首には決して触らなかった。その頃大浴場では、良子の傍らに寄り添ったヒメユリが、熱く良子を見つめていた。そんな目を良子も見つめ返す。そんな二人が、唇を重ねるのに時間は掛からなかった。二人は湯に浸かったまま、互いの唇を貪り始めた。「あぁん、加納様。キス上手ですね。あたしキスだけで...