6女将が引き寄せた籐籠の中には、色々な道具が入っていた。「なんなりとお使いくださいまし」麗子は籠から長い縄を取り出すと、それで女将の両手を1つに縛り始めた。その縄は長く、女将の両手を1つに縛ってもまだ二メートル以上余っている。麗子はその縄を太い梁に掛け、垂れてきた縄を柱に縛り付けた。「いいじゃない……。あっ、そうだ……」そして新たな縄を取り出し、今度はそれで女将の右足の膝上を縛ると、同じように梁に掛け、...