23雪絵は皐月に向かって静かに言った。「一週間、長かったでしょう?」「えっ……?」「シタくてシタくて、堪らなかったんじゃありませんか?」「はい?」「外して欲しいんですよね。これで……」雪絵はポケットから、貞操帯の鍵を出して見せた。「あっ、その鍵は……」「そう、今あなたが付けてる貞操帯の鍵ですよ」「どうして……」「こんな貞操帯さえ無ければって、何度も思ったんじゃありません?」御堂も以前、真弓に付けられた経験が...