13『青山皐月』が夢の森駅の東口に降り立ったのは、G.Wも終わりの頃だった。そこから線路沿いを5分ほど歩くと夢の森病院があるが、33歳の彼女の脚は、5分と掛からず病院に到着した。元々男に興味のない彼女は、女性の制服姿を見ると、ムラムラとした欲情に近いものを内に感じるようになっていた。何故と聞かれてもわからない。どうしてと聞かれても理由はない。とにかく女性の制服姿を見ると、何かモヤモヤとしたものが自分の中...