12「美砂さん、脚はもういいわ」「はい」美砂は持ち上げていた真子の脚を、布団の上に下ろした。コレで真子は取り敢えず、マングリ返しからは開放されたコトになる。楽な姿勢になったとは言え、真子の呼吸はハァハァと苦しそうだ。「先生、時間はまだですか」「まだよぉ、まだまだ」「あぁ、そんなっ、こんなに苦しいのに……」「時間がくるまで、排泄は出来ませんからね、わかってるわよねぇ」「は、はい、でも……」「しょうがないわ...