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あなたの燃える手で

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Archive2011年09月07日 1/1

官能作家 二階堂月子

【3】「ホントに暑いわねぇ、早く涼しくならないかしら……、ねぇ、陽子ちゃん」そう言って先生は、白い日傘越しに快晴の空を見上げた。「そうですね。心からそう思います」日傘など持ち合わせていないあたしは、首筋の汗をハンカチで拭いた。斜め後ろから見る先生の首筋。女のあたしでもドキッとするくらい悩ましい。舌でそっと舐め上げたら、どんな声を出すだろう……。やがてあたし達は大きな屋敷の前を通った。それはこの住宅地の...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土