Archive2006年12月26日 1/1
W inter Angel
エピローグ「はぁ~っ、参った参った。何で雪まで降ってくるわけ。あぁーあっ、もうこんな時間。麗子様起きてるかな?」マリアは階段を上がると麗子の自室をノックした。「麗子様。麗子様?まだお休みですか?」ドアノブに手を掛けて訪ねてみるが中から返事はなかった。「やっぱりまだお休みみたい」マリアが諦めて戻ろうとしたとき、突然ドアが開いた。「マリア。マリア」目を赤く潤ませた麗子がマリアを両手で抱きしめた。「どう...
- 2
- 0
2006/12/26 (Tue) 23:24
W inter Angel
4麗子はマリアの片脚をソファの背もたれに掛け、もう片方の脚は床に降ろし、左手で花弁を大きく割り開いた。「ああぁ~ん。麗子様ぁ」「今夜はコレでかわいがってあげるわ。マリア」麗子は右手に握ったクリスタルの張り型をマリアに見せた。リアルな形をしたクリスタルは、その向こうに点滅するツリーのカクテル光線を、その中で歪曲させていた。麗子はマリアの蜜をそれに塗り付けると、目の前に拡がった花弁の奥にゆっくりと差し...
- 0
- 0
2006/12/26 (Tue) 00:08