ロザリオは赤く輝く
† 19
「紫苑様ぁ。体が、体が中から熱く疼くのです。この痒みも、もうおかしくなりそうですぅ。助けてください、紫苑様ぁ。あぁ痒いっ、痒いぃぃ~いやぁ、やめてっ、もうっ、もうやめてくださいぃ~」
「このチューブからは、体内の穢れを払うために、あの青い壺の聖水を薄めた物が流れ込んでいるのですよ。それは直腸から吸収されて、あなたの血と共に体中を巡るのです」
痒みにばかり気を取られて気付きませんでしたが、わたしの体は知らないうちに全身が性感帯のようになっていたのです。しかも痒みは募るばかりです。
「痒いぃ、痒いぃ、ひぃぃ~痒いぃぃ~いやぁ、やめてっ。もう限界ですぅ。
そのっ、その筆がぁ。あぁ、いやぁ痒いぃ。ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃ~」
「ほぉ~らぁ痒い痒い。こうやってそぉ~っとっ。じっくりじっくりとぉ。
んん~堪らないでしょう。ほらっ、こっちもですよぉ。まだまだ終わりませんよぉ~春奈さん」
腰の下の硬いクッションで体が反り返り、ピンと張られた体はまったく動けませんでした。丈夫な皮の手枷も鎖も、わたしの力ではどうにもなりません。
蝋燭の灯りに紫苑様の陰が妖しく揺れています。その綺麗な肌と卑猥な唇は、苦しむわたしを楽しむように酷薄な微笑を湛え、燃え立つようなその濡れた瞳は、人形のように瞬きを忘れ、わたしを見つめていました。
不意に紫苑様の手が止まりました。そしてその手に細い棒を摘んだのです。それは竹串くらいの細さで、長さは20センチはあるようでした。その棒の半分以上は綿棒の綿ような物で覆われています。紫苑様はその綿に赤い壺の聖水をタップリと染み込ませると、わたしの蜜壺に入れていったのです。
「あぁっ、それはっ」
「どうやらこの中にも穢れたものが入ったようですね」
「えっ、それは」
「この中も清めていきましょうねぇ……春奈さん?」
その言葉が終わらないうちに、蜜壺の中までもが痒みに襲われ始めたのです。
「あぁ、痒い。中がっ、中が痒いぃ。あぁいやぁ、痒いぃ。痒いぃぃ~」
紫苑様は左手でその棒を摘み、右手には筆を持ちました。
「もう痒くなったようですね。さぁ、穢れを払いますよ。ほぅ~らぁ」
紫苑様はその棒を、焦れったくなるほどゆっくりと、その場で回しました。
痒さの募る蜜壺の中で、棒に巻かれた綿がジワジワと擦れ、同時に筆が蜜壺の拡がった粘膜をじっくりと責め込みます。
「ひぃっ、ひぃぃ~だめっ、だめですぅ~。あぁ痒い、痒いぃ、痒いぃ~あぁ~やめてぇ。ひぃぃ痒いっ。掻いて掻いて、掻いてくださいぃぃ~」
「これは堪らないでしょうねぇ。これだけ濡れていれば、聖水もよく染み込むことでしょう。もう1度この棒に聖水をこうして浸して……ゆっくりと入れますよぉ。ほぉ~らぁ~、……入りましたよぉ」
「いっ、いやぁ~。動かさないくださいぃ。それを、あぁ、だめぇ。いやぁ、痒いぃ、痒いぃぃ~。ひっ、ひぃぃ~だめっだめぇ~ああぁぁっ、痒いぃ~」
「ふふふっ、ほぅ~らぁっ、こうしてゆっくりと出し入れしてあげましょう。ほらっ、ほらほらどうですか? んん? 気が狂いそうになるでしょう。
ほらっ、まだまだじっくりと、続けますよぉ。筆はここを、ほぅ~らぁ~。
ああー痒い痒い。中と入口を、ほらっ、んん~堪らないでしょうこれは……」
「ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃぃ~。だめぇぇ~かっ、痒いぃ、痒い痒いぃぃ~」
しかしわたしには、藻掻くことも、のたうつことさえも出来ないのです。
「紫苑様ぁ。体が、体が中から熱く疼くのです。この痒みも、もうおかしくなりそうですぅ。助けてください、紫苑様ぁ。あぁ痒いっ、痒いぃぃ~いやぁ、やめてっ、もうっ、もうやめてくださいぃ~」
「このチューブからは、体内の穢れを払うために、あの青い壺の聖水を薄めた物が流れ込んでいるのですよ。それは直腸から吸収されて、あなたの血と共に体中を巡るのです」
痒みにばかり気を取られて気付きませんでしたが、わたしの体は知らないうちに全身が性感帯のようになっていたのです。しかも痒みは募るばかりです。
「痒いぃ、痒いぃ、ひぃぃ~痒いぃぃ~いやぁ、やめてっ。もう限界ですぅ。
そのっ、その筆がぁ。あぁ、いやぁ痒いぃ。ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃ~」
「ほぉ~らぁ痒い痒い。こうやってそぉ~っとっ。じっくりじっくりとぉ。
んん~堪らないでしょう。ほらっ、こっちもですよぉ。まだまだ終わりませんよぉ~春奈さん」
腰の下の硬いクッションで体が反り返り、ピンと張られた体はまったく動けませんでした。丈夫な皮の手枷も鎖も、わたしの力ではどうにもなりません。
蝋燭の灯りに紫苑様の陰が妖しく揺れています。その綺麗な肌と卑猥な唇は、苦しむわたしを楽しむように酷薄な微笑を湛え、燃え立つようなその濡れた瞳は、人形のように瞬きを忘れ、わたしを見つめていました。
不意に紫苑様の手が止まりました。そしてその手に細い棒を摘んだのです。それは竹串くらいの細さで、長さは20センチはあるようでした。その棒の半分以上は綿棒の綿ような物で覆われています。紫苑様はその綿に赤い壺の聖水をタップリと染み込ませると、わたしの蜜壺に入れていったのです。
「あぁっ、それはっ」
「どうやらこの中にも穢れたものが入ったようですね」
「えっ、それは」
「この中も清めていきましょうねぇ……春奈さん?」
その言葉が終わらないうちに、蜜壺の中までもが痒みに襲われ始めたのです。
「あぁ、痒い。中がっ、中が痒いぃ。あぁいやぁ、痒いぃ。痒いぃぃ~」
紫苑様は左手でその棒を摘み、右手には筆を持ちました。
「もう痒くなったようですね。さぁ、穢れを払いますよ。ほぅ~らぁ」
紫苑様はその棒を、焦れったくなるほどゆっくりと、その場で回しました。
痒さの募る蜜壺の中で、棒に巻かれた綿がジワジワと擦れ、同時に筆が蜜壺の拡がった粘膜をじっくりと責め込みます。
「ひぃっ、ひぃぃ~だめっ、だめですぅ~。あぁ痒い、痒いぃ、痒いぃ~あぁ~やめてぇ。ひぃぃ痒いっ。掻いて掻いて、掻いてくださいぃぃ~」
「これは堪らないでしょうねぇ。これだけ濡れていれば、聖水もよく染み込むことでしょう。もう1度この棒に聖水をこうして浸して……ゆっくりと入れますよぉ。ほぉ~らぁ~、……入りましたよぉ」
「いっ、いやぁ~。動かさないくださいぃ。それを、あぁ、だめぇ。いやぁ、痒いぃ、痒いぃぃ~。ひっ、ひぃぃ~だめっだめぇ~ああぁぁっ、痒いぃ~」
「ふふふっ、ほぅ~らぁっ、こうしてゆっくりと出し入れしてあげましょう。ほらっ、ほらほらどうですか? んん? 気が狂いそうになるでしょう。
ほらっ、まだまだじっくりと、続けますよぉ。筆はここを、ほぅ~らぁ~。
ああー痒い痒い。中と入口を、ほらっ、んん~堪らないでしょうこれは……」
「ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃぃ~。だめぇぇ~かっ、痒いぃ、痒い痒いぃぃ~」
しかしわたしには、藻掻くことも、のたうつことさえも出来ないのです。