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あなたの燃える手で

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マリアと響子

4  
あたし達は座る場所を探しながら、気がつくと神社の裏手に来ていた。

あたし達は柊の垣根の隙間を屈んで抜けると、新たな場所に出た。そこは神
社の書庫らしく、一言で言うなら離れみたいな場所で、普段は昼間でも人は
来ないような場所だ。しかも明かりはないからかなり暗い。でも柊の隙間か
ら縁日の明かりが届いて、不自由なほど暗いわけでもない。
あたし達は、本来なら賽銭箱が置いてある場所に腰を下ろした。

「ふぅ~暑いねぇ、団扇か扇子があればよかった。マリア持ってない?」
「ないでぇ~す。でもまだ風があるからいい方だよ。昼間の暑さを思えば」
そう言ってあたしは、浴衣の胸元をくつろげた。
そんなあたしを横目で見ていた響子ちゃんは、なにかを発見したようにあた
しの胸元を覗き込んだ。
「あれっ? マリア。胸、大っきくない? 着痩せするタイプ?」
「えぇ? どうかなぁ? 言われたことはないけどぉ……」
「ちょっと、ちょっといい……?」
響子はあたしの胸を下から持ち上げるように両手で押し上げた。
「うわっ、重っ……」
「そんなぁ、大袈裟だよぉ」
「だってぇ、あたしなんかこんなだよぉ」

響子ちゃんは、あたしの手首を持って自分の胸に当てた。あたしの手が彼女
の乳房を手ブラのように包み込む。その感触は、確かにあたしよりは小さい
かもしれない。でもそんな悲観することなんて全然ない大きさだ。それに大
きければ良いというモンでもない。世の中色々な人がいるのだ。

「う、うん………大丈夫だよ、響子ちゃん」
「なによ、大丈夫って……。なんであたし慰められてんのよ」」
「別にそういう意味じゃ……」
「いいなぁ~、マリア。おっぱい大きくて……」
そう言って響子ちゃんは、またあたしの胸に手を伸ばした。
「ちょっといい?」
すると手は、あたしの浴衣の合わせ目からスルリと滑り込んだ。
「あっ、響子ちゃんっ、なにし……」
「いいからいいから。ちょっとだけ。ねっ」
「そんなっ、だめだよ」
あたしはノーブラだったから、響子ちゃんの手は直に……。
「いいじゃん、大っきいんだから」
「なにそれ、理由になって……」
「あれっ、マリア、ノーブラ……?」
その時、響子ちゃんの指があたしの乳首に触れた。しかも響子ちゃんはその
まま乳首を指に挟むと、コリコリしてきたのだ」
「あぁっ、だっ、だめっ、だめだよぉ、響子ちゃん」
「あれっ? どうしたの? マリア。もしかして感じてる?」
「だって、そんなこと……、されたら、誰だって……」
「マリア乳首硬くなってる。敏感なんだぁ、そうでしょう?」
「う、うん、実はぁ、そうなの……」
「ふぅ~ん、やっぱりねぇ。じゃぁ、こうさたらぁ?」
今度は親指と人差し指か中指が、乳首を "チョン" と摘み上げた。
「きゃん」

あたしは反射的に、小さく声を上げてしまった。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土