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あなたの燃える手で

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ロザリオは赤く輝く

† 12
翌、土曜日。わたしが目覚めたのは昼近くでした。
とりあえずシャワーを浴び目を覚ますと、レモンティーを入れPCの前に座り
ました。そしてわたしは紫苑様にメールをしたのです。

>昨夜はありがとうございまいした。
>今更ながら、悪魔に負けた自分を情けなく思っています。
>今度こそは、あの悪魔に打ち勝ちたいのです。
>紫苑様にこの体を清めていただきたい気持ちでいっぱいです。
>明日の夜はよろしくお願いします。

するとその数分後、紫苑様から返信が来たのです。その早さにわたしは少し驚きました。

>今度は下半身も、いえ、体の隅々まで清めますよ。それに堪えられますか?
>わたしには、またあなたが負けてしまうような気がしてなりません。

わたしは紫苑様に固い決意を分かってもらう為、すぐに返信しました。

>今度はわたしがどうなろうと、何を言おうと、やめないで欲しいのです。
>お清めが終わるまで、わたしの体は紫苑様のものです。
>鎖に繫がれ地獄の業火に焼かれようとも、わたしの決意は揺らぎません。

するとまた、すぐに返信が来ました。

>分かりました。それではそのように致しましょう。
>それがあなたの望む形ならば、わたしは協力を惜しみません。
>明日は夜9:00頃に来ていただくと助かります。準備もありますので。

わたしは、あまり紫苑様のお手間を取らせてはいけないと思い、急いで返信し
ました。

>わかりました。明日の夜、9時にお伺いします。
>翌日は祝日ですので仕事も休みです。少々時間が掛かってもかまいません。
>クリスマスの夜にお清めできるなんて、わたしは幸せです。

そして最後の返信が来ました。

>それでは明晩9時に、お待ちしております。

わたしは胸の高鳴りを憶えました。それがクリスマスイブにお清めが出来るう
れしさなのか、それともまたあの悦楽を味わいたいという、淫らな想いからな
のか、自分でもわかりませんでした。
ただ1つ不安なのは、堪えられるだろうか? と言うことでした。
しかし昨日は心構えもなく突然のことでしたが、もう聖水がどういうものか
も、そしてお清めの儀式がどういうものかもわかっているという、安易な安心
感が、わたしの不安を消していったのです。

そしてクリスマスイブ前日の日曜日、夜9時にわたしは教会の門の前に立って
いました。辺りには人の姿は無く、ピンと空気の張りつめた、寒い夜でした。
空には細い三日月が、紫苑様の唇のように笑っていました。

Comments 2

マロ  

あー・・・春奈の強気?の発言・・・。
後悔する事になりそう(笑)
でも、楽しみ!

>鎖に恕リがれ

 ”繋がれ”が文字化けしたのかな?

2007/12/07 (Fri) 09:02 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
マロさんこんばんは

強気と言えば強気ですよね(笑)
まさしく、後悔先に立たず、です。
(*^_^*)

>鎖に繫がれ
こちらは正しく表示されています。
一応、もう1度打ち直しておきました。
ありがとうございました。

2007/12/07 (Fri) 19:47 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土