2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

ママと麗子の二人旅

37 最終話
軽い気持ちで行った朝風呂が,随分と時間が経ってしまった。それでも麗子
は、なに食わぬ顔で部屋へと戻った。

「麗子、随分長い朝風呂だったわね」
「旅行なんて滅多に出来ないでしょう。だから最後にゆっくり浸かっておこ
うと思って……」
「まぁね、帰り支度も出来てるし。あたしも入っておけば良かったわ」
「あなたはいつでも来れるじゃない……。さぁ、時間よ。行きましょう」

二人が一階に下りると、女将が見送りの為に待っていた。
「氷見川様、加納様、この度はありがとうございました。またのお越しをお
待ちしております」
「とってもイイ旅行なったわ。ねっ、麗子」
「そうね、まだ帰りたくないわ。帰ってもまたスグ来たくなりそう……」
「麗子ったらね、朝風呂まで入りに行って,往生際が悪いでしょう」
「まぁ。それで……、朝風呂はいかがで御座いましたか? 氷見川様」
「とっても気持ち良かったわ。体の芯から気持ち良かったわよ」
「それは宜しゅう御座いました」

二人はロビーを歩き,用意されていた靴を履いた。
「それでは、お世話になりました」
良子が頭を下げる。
「とんでも御座いません。こちらこそ、ありがとうございました」
「また来るわね,女将。ホントにお世話様……」
今度は麗子が頭を下げる。
「是非また、お越し下さいまし」
そして女将の腰が深々と折れた。

良子が先に外に出た。彼女に続いて麗子が外に出ようとした時、女将がそっ
と手を握った。その手には小さく折りたたんだ紙片が握られていた。
もちろん良子は付かない。
振り返る麗子に、女将は妖艶に微笑んだ。
「それでは、お気をつけてお帰り下さいませ」
女将に見送られながら、二人は卍庵を後にした。

EPILOGUE
帰りの列車の中、眠りについた良子の隣で、麗子は女将から渡された紙片を
開いた。

・・・
氷見川様、近いうちにまたお逢いできませんでしょうか。
もし宜しければ、マリアちゃんと三人でも構いません。
もし逢って下さるなら,わたくしあの媚薬を持参して
喜々として飛んで参ります。
それでは、再開を夢見て……。

一応、下記に連絡先を帰しておきます。
卍庵 女将
・・・

「まぁ、女将ったら。逢いたいのはこっちの方よ。いいわ。帰ったらすぐ連
絡してあげるから待ってなさい……。うふっ、女将とマリア……。ちょっと
見てみたいわねぇ。マリアが女将にあの媚薬を使われて……。それとも無抵
抗にしたマリアをあたしと女将で、あの媚薬を使って……。あぁ-、もう堪
らないわ」
自分の股間が濡れている。麗子はその場で女将に返信した。
女将の返事はすぐに来た。

・・・
氷見川様。早速のお返事ありがとうございます。
参ります。すぐに参ります。詳しい日時をお教えくださいませ。
氷見川様と二人で,まだ見ぬマリアちゃんを交えて三人で……。
あぁ、考えただけでも。氷見川様、今わたくしアソコは濡れております。
これはオナニーでもしないと、治まりませんわ。
・・・

「まぁ、女将。これからオナニー? それじゃ、あたしも……」
麗子はバッグを持つと、静かに席を立ち、トイレに向かった。
扉を閉め鍵を閉めると、そっと自分の股間に手を伸ばした。


ーENDー

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土