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あなたの燃える手で

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マリアフレンズ

34
あたしは弥生さんのGスポットを指先に捉えた時、改めてというか、今更なが
ら思いました。この女はMで、レズビアンだと。
いくら看護師と患者といっても、ここまでの接触を許すというのはちょっと考
えにくいのです。むしろ男性の医師に触られるのを喜ぶ方がよっぽと納得がい
きます。それが女が女に。ある程度までならわかります。それをここまで許す
というのは……。
確かに弥生さんがレズビアンだと、決めつけるのは早計かもしれません。でも
その確率はかなり高いと思われます。
だからあたしは、思い切って聞いてみました。
「ねぇ、弥生さん。あなたさっきからあまり抵抗も示さないけど。あなた、も
しかして……、M?」
「えっ?」
「Mでしょう?」
「まぁ、どっちかというと……」
「それに、同性愛者。つまりレズビアン」
弥生さんはその言葉に一瞬凍りつき、弾かれるように振り向いたのです。
「えっ? どうして……?」
「やっぱり……。そうなのね? 分かるのよ。仕事柄いろんな人を見てきてい
るから」
「そうなんですか……」
彼女は観念したのか、俯いたまま小さく頷きました。
「いいのよ。誰にも言わないから。実はあたしもそうなの」
「婦長さんが……?」
「そうよ。だから分かるの。それにあなたからは、あたしと同じ匂いがプンプ
ンするもの」
やっぱりあたしの見立て通り、弥生さんはレズビアンでした。
そしてここからは第二段階。あたしは自分との秘密の関係を持ちかけました。

「でもこれは二人だけの秘密にしましょう。それにもしよかったら、もちろん
あなたさえ良ければ、だけど……」
「あたしさえ……、良ければ……?」
「上手くやっていきたいの」
「でも婦長さん」
「大丈夫。ここは病院だもの。いつでも二人きりになれるわ。ねっ、どう?」
ここは病院です。婦長であるあたしが彼女の秘密を握って関係を迫る。これは
ある種の強制力を持ってくることも計算に入っていますし、Mである彼女にと
って、そう悪い話ではないはずです。
「えっ、えぇ……。でもぉ……」
「大丈夫……、絶対バレたりしないから」
「はぁ……」
迷い戸惑う彼女に、あたしは誘惑するようにGスポットをそっと触りました。
「あぁっ、あぁぁ~ん婦長さん、だめです。だめっ、やめてくださいぃ」
「もっと気持ちよくなりたいでしょう?」
「そんなっ、あたしはそんなっ……、あぁっ、だめっ、だめですぅ」
「だめだめって言いながら抵抗しないのね」
「あたし、あたし本当に……」

「いいの? もっと触って欲しいでしょう? コ・コ……」
「そんな、あたしはそんな……」
「ホントは触って欲しいクセに。素直になりなさい。素直に。それとも……、
強引にされるのがいいの?」
「えっ……?」
驚いたような弥生のその顔は、真実を見抜かれた顔だった。
「どうやら図星みたいね。いいのよ、あたしそういうの大好きだから。別に恥
ずかしくないのよ。みんなそうしてるの。もっと自由に楽しみましょう」
「婦長さん……」
その言葉に、弥生さんはまた小さく頷きました。子鹿のような目はトロンと潤
み、それはまるであたしに服従を誓っているようでした。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土