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あなたの燃える手で

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嗤うペルソナ

12
キャスター付きの分娩台がステージ上に分娩台が押し上げられ、まだ両手を吊
られている麻里奈の後ろに置かれた。
キャスターがロックされるともう動くことはない。
「それでは満里奈を、こちらに拘束いたします。これはもう説明の必要もござ
いませんね、皆様よくご存知の分娩台でございます」

麻里奈の両手を吊っていた鎖が緩むと、彼女は分娩台に座らされた。
そして改めて両手を分娩台の後ろで拘束された。膝上の足枷が外されると、今
度は左右の足首にそれぞれ足枷がはめられた。
足枷には、天井にある複数のクレーンから1本づつ伸びた鎖が繋がれた。
天井クレーンは天井に設置されたレール上を動くようになっており、独立して
動かせる。それは客席から見て左右の動きになる。
吉乃の指示でクレーンがそれぞれ反対に動き、満里奈の足を開いていく。
同時に満里奈の腰には分娩台のベルトが巻かれた。

「ご覧ください皆さま。満里奈のこの姿を……。分娩台に座らされただけでな
く、両脚は見ての通り皆様に向かって大股びらき。腰はベルトで椅子に固定さ
れ、両手は言うまでも無く、背もたれの後ろで拘束されております。つまり彼
女はもう何をされても抵抗の術はございません」
ここでまた拍手が起こった。
「それではこのまま、鑑賞会から挿入会へと移行して参りたいと存じます」
その声に、続けざまに拍手が起こった。
その拍手の中を、今度は朱音がワゴンで数種類のバイブ類を運んできた。
それは太いもの長いもの、色も赤、白、黒、紫などがあり、バイブ以外にもロ
ーターもあったりと、その種類は10種類はあるだろうか。
「それでは、抽選会です」
抽選方法はハサミ入れの儀式と同じだ。
回転するダーツの的に3本の矢が投げられ、新たに3人の客が選ばれた。選ば
れた3人は嬉々としてステージへと向かった。そしてステージへ上がると、吉
野の横に並んだ。
その3人はそれぞれ、トラ、ヒョウ、猫、のペルソナをつけている。
「おめでとうございます。こちらが選ばれた方々です。先ほどは3人ともピエ
ロ。そして今回は、偶然にも3人とも獣のペルソナです」
客席からの拍手の中、吉乃は続けた。
「それではどうぞ、お好きなオモチャでお遊びくださいまし」
すると3人はワゴンを囲むように立ち、思い思いのバイブに手を伸ばした。
トラのペルソナは、太く黒いバイブを取り上げた。手元には2つのスライド式
のレバーがあり、どうやらそれでクネリとバイブを使い分けられるようになっ
ているようだ。
ヒョウのペルソナは小さな紫色のローターを選んだ。白いコードを持ってぶら
下げたそれは、大きさも形も小指の先を思わせる。
猫のペルソナは、灰色の大きなマッサージ器を両手に持った。
「よろしゅうございますか」
吉乃に声に、3人は選んだおもちゃを掲げて答えた。
「私はこれ」
と言って一番最初に答えたのはトラのベルソナだった。
「私はこぉ~れっ」
次に入ったのはヒョウのベルソナ。
「あたしはこれを使うわぁ」
そして最後は猫のペルソナだった。
「それぞれオモチャをお選びいただいたようでございます。それではどうぞ、
存分に満里奈を嬲ってやってくださいませ。あたくしはその模様をこちらのモ
ニターへと映し、体の変化などを、逐一客席の皆さまへと伝えいたします」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土