先生といっしょ第一章:PROLOGU 昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。でもあたしはまだ屋上いる。だから急いで階段を降りて廊下に出ても、教室はまだ遠い。すると早足だったあたしの足は、自然と駆け足になる。その時だ、後ろから妃(きさき)先生の声がした。「コラッ! 三年三組 春川カオル。廊下は走らない!」その声に、あたしの足は急停止。そして後ろを振り返る。ソコには微笑んであたしを見つめる、ジャージ姿の妃先...