10化学教師の森山 雫と連城 澪は、締め切った実験室にいた。鍵が掛かりカーテンが引かれた実験室は、誰も覗けず入ってこれない。雫は試験管の全てを澪の中に埋没させると、再びペンライトで中を照らした。「うふふっ、凄いっ。試験管が全部ピンク色になちゃったわ」「あぁ~ん、先生そんなに覗かないでぇ」「回すわよ。ほぉ~らっ……」雫は挿入した試験管を、時計回りにヌルッと回した。「あっ、あぁ~ん」「今度は反対、またこっ...