桃色ティータイム【 番外編 】 マリアと響子1時計の針が3時30分を回った頃、『アマデウス』のドアが開いた。店内は、午後のお茶をする人で賑わっている。「いらっしゃいませ~、あっ! マリア~!」「響子、手伝いに来たよぉ」マリアがツヤツヤスなトレートの髪を揺らし、響子に手を振った。マリアにしては珍しくミニスカートを履いている。「あれっ? 麗子様達は?」「ちょっと前に出たよ。ティーパーティーなんでしょ? 今...