Archive2009年01月21日 1/1
クレオパトラの微笑み
7「それでは、始めさせていただきます」「あっ、はい……」その声にわずかに緊張する。でも、あたしの胸の中には、淫らな期待も確かにあった。彼女の視線にジリジリと焼かれ、心拍数が上がっていくようだ。柔らかな掌が、あたしの背中にサラリとしたオイルを塗り伸ばしていく。指圧を兼ねたような、心地よい力加減のマッサージが始まった。この間も確かこの後、そう、この後あの羽根のような指使いに変わったのだ。マッサージは背中...
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2009/01/21 (Wed) 07:05