3 最終話詩織はその目が気になった。出来れば隣の人と何か話をしているように見えて欲しかったが、年配女性から見れば、隣の彼女の異常に肩の入った体勢は異様に映ったかもしれなかった。(あぁ、見られてる。私達の行為に気が付いたのかもしれない)詩織の心に不安が広がっていった。しかしその不安の上から快感が霧のように広がり、詩織の心を白く覆っていった。「感じる?」「ええっ。あぁ、はぁ、はぁ」隣の彼女が囁く声に、...