13ゆかりにのし掛かった御堂は、首をかしげるようにして唇を重ねた。「これ以上手荒なことはさせないでゆかりさん」突然の出来事にゆかりの首が思わず横を向く。それは反射的な体の反応だった。「嫌なの? そう、それなら」御堂は横を向いたその首筋に吸血鬼のように吸い付いた。紅い唇が割れると、ぬめった生温かい舌が延びた。それは唾液の軌跡を残しながら、ゆかりのうなじを舐め上げていった。「ああっ、みっ、御堂さん。...